4月23日に史上最年少の市長として、兵庫県芦屋市の市長選挙で当選した26歳の高島崚輔(たかしまりょうすけ)さん。
現職と新人3人の戦いとなった芦屋市長選挙ですが、無所属で新人の26歳、高島崚輔さんは“史上最年少”を前面に打ち出し選挙戦を展開。
高島さんは、退職金の全額カットに18歳までの医療費の無償化や、訪問介護サービスの充実などを訴えていました。
また、動画配信アプリの「TikTok(ティックトック)」への投稿で再生回数が100万回を超える動画もあるなど、新時代のアピールもあわせて支持を集めたようです。
投票率は前回より6.42ポイント高い55.11パーセントでした。
■史上最年少市長の”誕生”に
史上最年少の26歳2カ月での市長誕生となります。
午後8時、事務所にはすでに高島さん本人が陣取っていましたが、報道機関の「当確」の一報の直後、事務所内は沸き上がりました。
【芦屋市長に当選した 高島崚輔さん(26)】
「私はこの芦屋市、世界トップクラスの魅力、可能性があると確信しています。市民のみなさまと市役所の真ん中に立って、みなさんのお声を頂き、集めながら、この芦屋市の市政のかじ取りを全力で進めてまいります」
と、当確直後のあいさつをしました。
■驚くべき高学歴…行列のできる「ノートの神様」
高島崚輔さんは、1997年2月生まれ。
最難関で知られる神戸市の灘中・灘高を卒業、在学時は生徒会長を務めたほか、当時、自身が授業などの際に記したノートは自らのSNSで“行列のできる”ノートとして紹介するなど『ノートの神様』と呼ばれていたということです。
高島さんは日本の東京大学とアメリカのハーバード大学にそれぞれ合格しましたが、ハーバード大学に合格した4月時点ですでに東大への入学手続きを終えていたこともあり、せっかくにチャンスだとらえて、東大に4カ月通った後、アメリカに渡ったということです。ハーバード大学での専攻は環境工学で、環境科学や公共政策も副専攻にしていました。
また、ハーバード大学在学中には世界中の街を訪れ、世界の研究者や議員と議論を重ねながら、理想の都市づくりを学んだということで、芦屋市に関する研究発表を行ったこともあるそうです。
■「この芦屋を世界で一番住み続けたい街に…」カメラ目線で訴え
今回、史上最年少での当選を果たした高島さんは、単独インタビューに対し、熱い口調にカメラ目線で、次のように語りかけました。
【芦屋市長に当選した 高島崚輔さん(26)】
「重責を担うことになりまして、身の引き締まる思いです。今回、私を支えてくださった方々、そうではなかった方々、選挙に行かなかった方々、おひとりおひとりと対話を続けていきたいと思います。『この芦屋を世界で一番住み続けたい街にする』あなたと一緒に進めていきたいです。ぜひ、これからも力を貸してください。一緒にやりましょう!」
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