【さいき陽平】スピーチ @LGBTQ+Life

自民党によるLGBTQ差別に抗議するデモ『Stand for LGBTQ+ Life』でのさいき陽平によるスピーチ。2022年7月4日、永田町の自民党本部前で行われました。

——————–▼スピーチ全文はこちら▼————————-
皆さん、こんにちは。はじめましての方も多いと思います。さいき陽平と申します。奥の方々も見えています。参議院の東京都選挙区から立候補しています。私は、ゲイの当事者でもあります。子育て支援政策の拡充、そして多様性政策の拡充を訴えて、今、東京都選挙区で立候補しています。

まず、皆さんと一緒にこの、自民党の冊子。同性愛は障がいである。同性愛は治療しなきゃいけない。そんな冊子を配った自民党に対して強い抗議の言葉をここで皆さんと一緒に挙げさせていただきたいと思います。

先ほど同性愛のゲイのカップルの方が声を震わせながら、ゲイで生まれたことを後悔している。生まれ変われるなら、ゲイでなければよかった。そんなことを言わせてしまっている。その根本原因に自民党の存在が、あるんだと思います。

自由と民主。それで自由民主党と言っていますが、その政党にあんな冊子を配ってしまう自民党に、自由と民主を語る資格はないと私は思います。

自由と民主を掲げるのであれば、ここにいる一人一人の生き方、暮らし方、セクシャリティ「どんな生き方であっても応援するよ」そういうメッセージを発信することが政権与党に課された役割なのではないでしょうか。

その役割とは逆行して、当事者の気持ちの心をえぐって、「もう生きてはいけない」そう思うような冊子を配ってしまう。そして、それを撤回もしない。私は本当に自由民主党に失望しています。私は山口県の長門市というところが地元です。

安倍晋三さんと親戚関係にあります。私が政治を志した一つのきっかけは、安倍晋三さんの存在でした。小さい頃から安倍晋三さんの姿を見て、この国のために働くのが政治家なんだと。政策の内容はよく分かりませんでした。

けれども、幼い頃から政治家という職業に憧れを持つ、そのきっかけをくれたのが安倍晋三さんでした。しかし、私はゲイの当事者でした。17歳のときに初めて男性を好きになって、そのときに本当に戸惑いました。そして、いつか政治家になりたいと思っていたけれども、いつか安倍さんが近くにいるから、この人と一緒に政治をやるんだ。そう思っていました。

けれども、その安倍晋三さんがLGBT理解促進法を一番阻んでいる。その最高権力者が安倍晋三さんだと気づいたときに、私はもうどうしていいか分からなくなりました、正直。だからこそ、私はきちっと彼に対峙していきたいと思います。

彼と闘って彼を乗り越えていかなければいけないと思います。もう私は安倍晋三さんからは卒業します。

皆さん。皆さんの一人一人のために。一人一人の個性を尊重する。どんなセクシャリティであっても、自分らしく生きる。それを支えるのが政治の役割です。むしろ、その真逆をいっているのが自由民主党です。そして、それを阻んでいる安倍晋三さん。もうそろそろ世代交代をしたらいいんじゃないでしょうか。

日本には「和」の伝統があります。「和」というからには、単数形では成り立ちません。「和」の精神はこのレインボーフラッグそのものだと思います。赤色があって、黄色があって緑色があって、橙色があって青色があって紫色がある。それぞれの色があるから、「和」があるんじゃないですか。

その多様性の精神をきちっと尊重することができる。そんな社会を皆さんと一緒に作っていきたいです。そして、ここにいる皆さん一人一人が希望です。今日、ここに集まってくださった皆さんの声を結集させていって、一人一人の声を、一人一人の生き方を、尊重する政治をみんなで作っていきましょう。そして、必ずこれから生まれてくる子どもたちは、ゲイで生まれても、レズビアンに生まれたとしても、トランスジェンダーであっても、バイセクシャルでも自分らしく生きていける。そんな日本をみんなで作っていきましょう。よろしくお願いします。みんなで頑張りましょう。ありがとうございました。

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