「希望の星になれたら…」バレー五輪代表 藤井直伸さん死去 石巻市出身 がん公表し闘病〈宮城〉 (23/03/13 19:30)

宮城県石巻市出身でバレーボール東京オリンピック代表の藤井直伸さんが、3月10日に亡くなっていたことが分かりました。去年、ステージ4の胃がんと診断されて闘病中だった藤井さん。31歳でした。

東京オリンピックに出場するなど、バレーボール日本代表として活躍した藤井直伸さん。石巻市雄勝町出身で、東日本大震災の津波で実家が全壊する被害を受けながらも地元の希望になりたいと、日々活躍を誓っていました。

藤井直伸さん(2019年)
「宮城を代表してやれているということで、被災された方々・地域のためにも希望の星になれたらいいかなと思っている」

おととし、東京オリンピック出場を果たしましたが、去年、ステージ4の胃がんと診断。復活を誓って闘病を続けるも3月10日、31歳でこの世を去りました。古川工業高校時代、監督として藤井さんを指導してきた佐々木隆義さん。13日夜、静岡県内で行われる通夜を前に…。

古川工業高校時代の監督 佐々木隆義さん
「若すぎますね。まだまだやってほしいこともありましたし、8月くらいに電話で『まだ自分も頑張りたいんです』と言っていた。模範になるような選手として頑張ってくれたことにありがたいなと。直伸を見習って次の選手が同じような選手がたくさん出てくれることを願っています。たぶん直伸もそうだと思いますし、よく頑張ってくれました。直伸に感謝しています」

藤井選手の地元・石巻市では、3月18日、お別れの会が開かれる予定です。

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