先月完成した東京・渋谷区の公衆トイレに「女性専用」がなくなり、共用のトイレのみに変わったことが議論を呼んでいます。
■区担当者「誰もが快適に利用できるトイレ環境を」
先月できた公共トイレ。男性用と、誰でも入ることのできる共用のトイレはありますが、女性用トイレはありません。
議論を巻き起こすきっかけとなったのは、渋谷区の区議が6日にSNSに投稿した「渋谷区は女性トイレをなくす方向性だが、女性用トイレは残すべきだと思う」という一言でした。
この公共トイレにあるのは、共用が2つ、男性の小便器が2つです。以前あったトイレは、男性用、女性用でそれぞれ分かれていました。
近隣住民:「えーなんでだろう?って思うんですけど」
渋谷区民:「女性専用があったほうが安心ですね」
区の担当者は、「男性女性ということに限らず、人種や性別、年齢、障害など関係なく、誰もが快適に利用できるトイレ環境を作っていこうと考えました」とコメントしています。
渋谷区では、3年前から誰でも使用できる公共トイレ17カ所を設置するプロジェクトを進めています。17カ所いずれもこのトイレと同様、共用はありますが、少なくとも5カ所は女性専用のトイレはありません。
区によると、スペースなどに応じて決めていて、共用だけのタイプや、男性用と女性用が併設されているタイプもあるといいます。
渋谷区民:「先進的で、渋谷区ならではだと思います」
渋谷区民:「今の時代に合ってるのかな」
区は7日夜、「女性トイレをなくす方向性は全くなく、引き続き、利用者が快適に利用できるよう、トイレの適正な管理に努める」とホームページで公表しました。
(「グッド!モーニング」2023年3月8日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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