【給食に漂白剤】「カレーがくさい」小学校の“いい先生”が…その身勝手な理由とは?(2022年9月16日)

 給食のカレーに漂白剤を入れたとして、小学校の女性教諭が逮捕されました。動機は、あまりに身勝手なものでした。

 小学校で児童らの目の前で発生した事件について、16日午後、会見を開いた埼玉県富士見市の教育委員会。

 水谷東小学校で異変が起きたのは15日昼ごろ、児童らが給食のふたを開けた瞬間のことでした。

 児童ら:「カレーがくさい」

 と、教師に訴えた児童ら。塩素系漂白剤の混入によるものです。

 明らかに「漂白剤」と疑えるほどくさく、口にした生徒はいなかったため、被害は出ませんでした。

 「私がやりました」と、混入を認めたのは、この小学校の教師・半澤彩奈容疑者(24)。威力業務妨害の疑いで16日、逮捕されました。

 この小学校には令和2年4月に着任し、今年3年目。去年も今年も担任を受け持っています。これまでトラブルを起こしたことも処分を受けたこともありません。

 去年半澤容疑者のクラスだった児童の母親:「信じられない気持ちでいっぱい。すごい良い先生だったので私が個人的に好きでした。すごいショックです。子どもたちをあんなに見てくれたのに裏切ることをしたのだろう。(子どもも)ただショック。本当に好きだった」

 塩素系漂白剤を混入されていたのは、半澤容疑者が去年、担任を受け持っていた子どもたちのカレーだけでした。

 半澤容疑者:「今年3月まで受け持ったクラスの担任を、今年度も担当させてもらえなかったことが悔しく、このクラスのカレーに漂白剤を入れた」

 半澤容疑者が薬局で購入し、校内に隠されていたという600ミリリットルほどの塩素系漂白剤の空の容器。

 30人分ほどのカレーが入った容器に、塩素系漂白剤600ミリリットルをすべて混入していたとすると。

 福岡県薬剤師会、薬事情報センター・神雅子室長:「(Q.致死量について)塩素系漂白剤の主成分、次亜塩素酸ナトリウムがそれが4%から6%入っているものが市販されているが、原液(主成分)で幼少時で5から30ミリリットル。(少しでも口にすると)口の痛みや灼熱(しゃくねつ)感、悪心嘔吐(おうと)や、下痢や腹痛の可能性がある」

 警察は、混入した漂白剤の量によっては殺人未遂容疑も視野に入れて捜査するということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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