時事通信2014年10月28日23時54分
東京都西東京市で中学2年の長男(14)が、父親に暴行を受けた翌日に自殺した事件で、日常的に虐待を繰り返し、自殺させた疑いが強まったとして、自殺教唆容疑で、警視庁捜査1課が父親の無職村山彰被告(41)=傷害罪で起訴、公判中=を再逮捕する方針を固めたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、7月29日午後、長男を殴った後に「24時間以内に首でもつって死んでくれ」などと長男に迫り、自殺させた疑いが持たれている。
30日朝、母親が自室で首をつって死亡している長男を発見、全身には数十カ所のあざがあった。同課は、日常的な虐待で長男が精神的に追い込まれていたことも自殺の要因になったとみている。
村山被告は昨年4月ごろから、長男にしつけと称して暴行を加えるようになった。今年6月、長男のあざが目立つようになると、虐待を隠すため自宅に閉じ込め、中学校を欠席させていた。
長男が首をつって自殺した際には逮捕されることを恐れ、発見した母親に救急車を呼ぶのを遅らせるよう指示したという。
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