12日未明に発生した台風8号。13日にかけ、東海か関東に接近、上陸する恐れがあります。一方、記録的な大雨となっている東北。秋田県北秋田市では、72時間雨量が280ミリを超え、観測史上最大となりました。市内では、土砂崩れが発生。スキー場へとつながる道が通行止めとなりました。スキー場の近くには民宿があり、客や従業員など、合わせて40人以上が孤立状態に。市によりますと、土砂は撤去され、全員避難しましたが、安全を考慮して、通行止めは続いています。
雨が降り続く青森県鰺ヶ沢町では、災害ゴミの仮置き場を設けました。
手伝いに来た人:「(Q.何往復も)もうこれで5回か。畳とかを」
手伝いに来た人:「私たちだけでも3回、4回で、あと2、3台で軽トラ行き来しているので。親戚がいて、きのうまで2日間そっちを手伝っていたけど、そっちの方も床上浸水で、全部、畳もはがしてしまって、板の間にみんな寝ている感じ」
津軽半島東側の海岸沿いを走る国道280号では、2カ所で土砂崩れが起き、通行止めとなりました。外ヶ浜町や今別町では、一時、孤立状態となった地区もありましたが、釣り船を使い、海から救出するなどして、現在は解消しています。
時折、晴れ間も見えるなか、3日ぶりに自分のリンゴ園の様子を見に向かう農家を取材しました。田村さんのリンゴ園には、約300本が植えられています。中に入ってみると、大きな水たまりが、あちこちにあります。11月に収穫予定だったリンゴ。木の上の方の実は、何とか商品になりそうだといいます。しかし、雨は、今後も続く予報です。
田村林檎園・田村旬也さん:「水が思った以上に引かない。こんな引かないとは。3日目だけど、こんな状態は初めて。(Q.水は乾くまで待つ)仕方ないので、機械で側溝でも作って流すしかない。無理やりにでも。(Q.台風も接近しているが、心配は)台風の周りを回っている暖かい湿った風が一番厄介。高気圧がぶつかっちゃうと、また大雨になっちゃう」
台風8号は、13日午後には、東海か関東に上陸する恐れがあります。台風に備え、静岡県西伊豆町の遊覧船は、13日の欠航を決めています。
千葉県袖ケ浦市にある『東京ドイツ村』。風に飛ばされそうな、のぼりなどを撤去。今年は3年ぶりに、花火やスカイランタンなどのイベントも予定していましたが、すべて中止にしました。ドイツ村では、現在70万輪のひまわりが見ごろを迎えています。イルミネーションを使ったイベントを予定していましたが、中止にしました。
感染者の急拡大と猛暑で、来場者は予想よりも低調だといいます。
東京ドイツ村・山尾隆一総支配人:「夏休みの中でも、一番あしたがメインで考えていた日でしたので、そこをピンポイントで台風が来たので、一番きついのはきつい。お金もかけてイベントをする予定でいたので、やっぱり大きい」
台風8号は、ゆっくりと北上していて、気象庁は、土砂災害などへの警戒を呼び掛けています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
powered by Auto Youtube Summarize