クロマメノキ, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=2197686 / CC BY SA 3.0
#スノキ属
#ベリー
クロマメノキ(黒豆の木、学名:Vaccinium uliginosum)は、ツツジ科スノキ属の落葉低木。
アジア、ヨーロッパ、北アメリカにかけた北半球の寒地に広く分布する。
日本では、北海道、本州の中部地方以北に分布し、亜高山帯から高山帯の岩礫地、砂礫質の草地、湿地などに群落をつくる。
種小名のuliginosumは、「湿地」に生えるを意味する。
基準標本は、スウェーデンのもの。
樹高は30-80 cmになる。
若い枝はやや角ばり、毛は無い。
葉は厚い紙質で、長さ1-2 mmの葉柄をもって互生する。
葉身は倒卵形または楕円形で、長さ1-3 cm、幅0.4-2 cmになり、先は丸く、先端に短い突起がある。
葉の両面は無毛で、表面はやや青みを帯びた緑色で、裏面はやや白みを帯び、網目模様の葉脈が隆起して目だつ。
葉の縁に鋸歯は無い。
花期は6-7月。
新枝の上部の葉腋ごとに長さ3-7 mmの花柄をもつ1個の花をつける。
花柄の下部には1-2枚の小包葉があり、長さ1-5 mmになり形状や大きさに変化が多い。
萼筒は長さ 2 mmの広鐘形で、先端は5裂し、裂片は3角状円形となる。
花冠は長さ4-5 mmあり、つぼ状筒形で、先端はややせばまって浅く5裂し、先は反曲する。
花冠の色は、黄緑色で赤みを帯びる。
雄蕊は10本ある。
果実は径8-10 mmの球状の液果で、黒紫色に熟し、表面には白粉がつく。
果実は食用になる。
長野県ではアサマブドウとして食用にされる。
また、北朝鮮の白頭山付近でもツルチュクとして食用にされる。
日本の以下の都道府県でレッドリストの指定を受けている。
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