【新型コロナ】感染急増”第7波に入った”  観光地に客足戻る中

7日、東京では8529人の新型コロナウイルスへの感染が確認されるなど、再び感染が拡大しています。小池都知事は「第7波に入ったとも考えられる」との認識を示しました。夏休みを前に期待が高まっている観光需要にブレーキがかかるのでしょうか。
    
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色鮮やかなアジサイやヒマワリが敷き詰められていたのは、池の上です。「雨引観音」として知られる茨城県桜川市の雨引山楽法寺では、この時期、境内に咲く花を水に浮かべ、「水中華」として人々を楽しませています。

「映えます。SNSとかにのせている人がいっぱいいて、来たいなと思って」

こうした風景を見られるのも、旅行の魅力です。

夏休みを前に、観光への期待も高まっています。7日、ANAホールディングス芝田浩二社長は「来週末の海の日の3連休は、(国内線予約が)コロナ前と同水準。回復してきております」と述べました。また、大手旅行会社・JTBの調査では、今年の夏休みに1泊以上の旅行に出かける人は、昨年の約1.75倍に増加するとの予測も出ていす。

しかし、気になるのは、急速な感染の再拡大です。7日、東京都で新たに8529人の新型コロナウイルス感染者が確認されました。感染状況を分析するモニタリング会議では、次のような指摘がありました。

国際感染症センター 大曲貴夫センター長
「急激な感染拡大に直面しています」

小池都知事は「第7波に入ったとも考えられます。強い警戒感を持って、改めて感染防止対策の徹底をお願いします」と述べ、「第7波」に入ったとの見方を示しました。

感染状況についての警戒レベルは、4段階中の上から2番目を維持しましたが、感染者数の7日間平均は1週間でほぼ倍増となる約4395人でした。この増加比が続いた場合、「4週間後には、1日の新規感染者が約5万5000人に迫る」と指摘しました。

感染再拡大で、観光需要にブレーキはかかるのでしょうか。政府は、感染の状況次第で7月の前半にも開始予定の「全国旅行支援」について、7月前半に判断をするとしています。

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観光地に影響は出ているのでしょうか?

関東屈指の温泉地・群馬県の伊香保温泉にある旅館では、コロナ流行前の8割以上に客足が回復したといいます。

お宿玉樹 取締役総支配人 植木雅史さん
「4~5月で、85%くらいのお客さまにお戻りいただいております」

さらに、今のところ、夏休みの予約状況に感染拡大の影響はないといいます。

お宿玉樹 取締役総支配人 植木雅史さん
「8~9月とだいぶご予約もいただいておりまして、今のところキャンセルもございませんので、非常に期待している夏になると思っております」

また、東京からも人気の観光地・山梨県の山中湖にあるペンションでも、キャンセルはほとんど入っていないといいます。

コットンテールオーナー 高橋元紀さん
「コロナに対する理解度もちゃんと増していると思うので、お客さんが遠のくことはないんじゃないかなと」

それでも、感染対策を緩めることはありません。

コットンテールオーナー 高橋元紀さん
「お客さん同士が近くならないように(7部屋中)4組だけの限定にしています」

このペンションでは予約数を制限して、営業していました。

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感染拡大の中、日本旅行業協会は7日、「全国旅行支援」の早期実施を政府に訴えました。

日本旅行業協会 高橋広行会長
「全国旅行支援が延期になれば、旅行そのものが感染拡大に直結しているという印象を与えかねない」

旅行自体が感染拡大の要因にはなっていないとして、科学的データに基づき、柔軟に判断してほしいと要望しました。(2022年7月7日放送「news every.」より)

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