イラクの首相の自宅がドローンで攻撃された暗殺未遂事件を受け、アメリカのバイデン大統領は「民主主義プロセスを弱体化させるため暴力を用いた」と強く非難しました。
首都・バグダッドにある、攻撃を受けたカディミ首相の自宅は、窓が吹き飛び、ガレキが散らばっています。ロイター通信によりますと、攻撃は爆発物を積んだドローンによるもので、首相は避難して無事でしたが、警備員6人がケガをしました。犯行声明は出ていませんが、イラク軍は「暗殺目的」との見方を示しています。
この攻撃を受け、アメリカのバイデン大統領は7日、「テロ攻撃の犯人は責任をとらなければならない。イラクの民主主義プロセスを弱体化させるために暴力を用いる者を最も強い言葉で非難する」との声明を発表しました。その上で、イラク当局の捜査を支援する考えを示しました。
(2021年11月8日放送より)
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