「帰ったらメシ作ってやるからな」
東京・新宿歌舞伎町の「トー横」で「ハウル」と名乗る男が逮捕された事件。「news23」は、逮捕当日に男が送ったとみられるLINEのメッセージを入手しました。食事の提供を受けたことがあるという人の声も。男の人物像に迫ります。
■ハウル「夏は何を配ろうかな」炊き出し参加の“トー横キッズ”の声
男が姿を現すと同時に鳴り響くカメラのシャッター音。
自称・トー横の「ハウル」、小川雅朝容疑者、32歳です。マスクで表情は見えませんが、首元には入れ墨が見えます。
そして検察に向かう車に乗り込む際、こう叫びました。
小川容疑者
「帰ったらメシ作ってやるからな!」
16歳の少女にみだらな行為をしたとして、22日に逮捕された小川容疑者。自らを「ハウル・カラシニコフ」と名乗っていました。
“歌舞伎町卍会”というボランティア団体の代表を務め、新宿の「トー横」と呼ばれるエリアに集まる少年少女たちに、炊き出しなどの支援活動を行っていました。
メシとは炊き出しのことだったのでしょうか?小川容疑者から食事の提供を受けたことがあるという人は・・・
ーーご飯おいしかった?
「おいしかった!」
「炊き出しの(LINE)グループがあって、『何か食べたいものみんなある?』みたいな感じで聞いてリクエストしたら作ってくれる」
そのLINEグループがこちら。『ハウル食堂』という名前が付けられています。
「夏はなにを配ろうかなって考えてるんだけど、なにかいいのある??」
小川容疑者とみられるアカウントがこう呼びかけると・・・「冷やし中華!」と返信が。
このやりとりの日時は、小川容疑者が逮捕された22日の朝6時前でした。
一方でこんな声も・・・
ーー味どうだった?
「まずいまずい、好みではない。麺類多かった、見てる限り。まあ安いしね、パスタ」
「おにぎりべちゃべちゃしてるし香水の匂いする。手についた状態でおにぎり握っちゃってるんで、香水の匂いと味がする」
■“ハウル”金に困っていた? 取材に対して金銭要求・・・被害少女も金銭被害
6月9日の歌舞伎町。『NEWSDIG』の久保田智子編集長が、「トー横」を取材したときの映像です。
「トー横」に未成年たちが集まる理由について取材を進めていると・・・金髪サングラスに、入れ墨の男が何度も映り込みます。
逮捕前の小川容疑者です。
久保田編集長は小川容疑者にもインタビューを申し込みましたが、金銭などを要求されたため、取材は見送りました。
お金をめぐっては、被害に遭った少女がこんな証言をしています。
被害者の少女(16歳)
「『お金は後で返す』と言われ生活用品など全部で10万円ぐらい買わされた。私物のアップルウォッチがなくなっていて、『間違えて売った』と言われた」
小川容疑者をよく知る人は、その生活ぶりについて・・・
「仕事が彫り師なんですよ、ハウル。実際、ハウルがお金ないの知っていた。何かあるたびにお金を要求したり。何でお金が無いのだろうということは、不思議だった」
「帰ったら・・・」と叫んでいた小川容疑者。また「トー横」に戻ってくるという意味にも取れますが・・・
小川容疑者をよく知る人
「これで帰って来られないですよね。常識ある大人のメンバーは、ハウルに呆れている」
小川容疑者は、「少女は19歳と聞いていた」と容疑を否認。警視庁は20回以上少女を連れ込んだとみて余罪を調べています。
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