およそ10億円に上る持続化給付金詐欺事件で、指名手配されている男らが大量の申請希望者に給付金を受給させるため、確定申告書の収入額などについて同じ数字を使い回していたことが分かりました。
この事件では、谷口梨恵容疑者(45)と長男(22)、次男(21)が警視庁に逮捕され、元夫の光弘容疑者(47)が指名手配されています。
光弘容疑者は、およそ50人の協力者を使って嘘の申請を繰り返していましたが、捜査関係者などへの取材で、光弘容疑者らが大量の申請希望者に給付金を受給させるため、すでに給付が決定していた申請者の確定申告書に記載されていた収入額などの数字を使い回していたことが分かりました。
警視庁は、4カ月間でおよそ1800件の嘘の申請をした実態を詳しく調べています。
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