“パパ活”18歳女子学生と飲酒疑惑の吉川議員「議員辞職しない」 そもそも“パパ活”とは?出会いはSNSでトラブルも…|TBS NEWS DIG

18歳女子学生との飲酒疑惑が浮上している吉川赳議員。14日の時点では議員辞職しないとしていますが、批判の声が高まっています。一方、番組では"パパ活"をしているという女性を取材。週に2回ほど男性と食事やデートをして10万円もらうといいますが、SNSを通じて見知らぬ男性と会う"パパ活"はトラブルになるリスクが高いと専門家は話します。

■“身内”からも厳しい声 公の場で説明せず

有権者は怒っていました。

有権者
「責任感がないなと思っちゃいます」
「議員を辞めて一から出直した方がいいと思います」

18歳の女子学生と酒を飲んだ後、ホテルに入り現金4万円も渡していた疑惑が週刊誌に報じられた吉川赳(よしかわ たける)衆院議員。

先週末、自民党を離党し、地元の静岡県富士市にある議員事務所は静まりかえっていました。

(今月9日)
ーー5月27日にその女性と焼肉に行った?
吉川議員「記事を見てから対応します」

ーー国民に説明するという気持ちはある?
吉川議員「ま、内容によっては」

疑惑について、いまだに公の場で説明していません。

岸田首相
「議員辞職につきましては本人が事実関係を説明する。説明責任を果たしていく、その中で自ら決定すべきことだと」

岸田総理は議員辞職にも言及。ただ、関係者への取材で吉川議員は現時点では議員辞職しない意向であることがわかりました。記者会見で説明する意向も現状ではないといいます。

さらに、国会閉会日の15日に予定されている衆議院本会議には欠席届を提出しているということです。

自民党関係者からは「下手したらこれでうやむやになるんじゃないか。本人はそれを期待している節がある」という厳しい声が上がっています。

自民党・世耕弘成 参院幹事長
「ほとんど惨敗の形で小選挙区で敗れているにもかかわらず、党の力で比例で復活当選しているわけですから。当然、議席は自民党に返していただくのが、これが憲政の常道ではないかと」

■当選3度“宇宙政策”の議員 過去には性暴力反対の発言

吉川議員は国会議員の秘書などを経て10年前、衆議院選挙に静岡5区から出馬。小選挙区で敗れるも比例復活で初当選。これまで比例で3度の当選を果たしています。

内閣府大臣政務官などを務め岸田派に所属。国会では宇宙政策に携わっていました。

吉川議員(今年3月の衆院内閣委)
「政務官として宇宙政策に携わってきたわけであります。出張で宇宙へ行けるかなと思ったらなかったですね。それはもちろんないわけですけれども、はい(笑)」

また、過去にはこんな発言も・・・

吉川議員(おととしの参院・内閣委)
「性犯罪・性暴力は被害者の尊厳を著しく傷つける重大な人権侵害であり決して許されてはなりません。令和4年度までの3年間を性犯罪・性暴力対策の集中強化期間として強力に取り組んでいるところであります」

性暴力に反対する立場を明確にしていました。

■パトロンを見つけよう?1日12万円の求人も

いわゆる“パパ活”とは、どんなものなのでしょうか。

パパ活をしているAさん(20代) 
「だいたい週2くらいでパパと会って5万円から7万円、または10万円とかそのくらいの価格設定かなって思っています」

週に2回ほど“パパ活”をしているというAさん。金銭に余裕のある男性と食事やデートをしてお金をもらうといいます。ただ、それだけにとどまらない場合も・・・

パパ活をしているAさん(20代)
「パパ活の場合は食事だけデートだけという子もいますけど、大半はもちろん体の関係ありきで会う男性が多いと思いますね。8~9割はそうなんじゃないですかね」

一体、どうやって出会うのでしょうか。

パパ活をしているAさん(20代)
「マッチングアプリのパパ活サイトでメッセージのやり取りをして会うことに。経営者の人がやっぱり一番多いかなと思いますね 、層的には」

インターネットで“パパ活”を検索すると多くの求人情報が掲載されています。中には1日、12万円以上の求人もありました。女性の資格は“18歳以上”と書かれています。そして「新しいライフスタイルの提案『パパ活』金銭的援助をしてくれる男性=パパ = パトロンを見つけよう!」の記載も。

ただ、出会う相手は見知らぬ男性。パパ活のトラブルについて、性犯罪に詳しい専門家はこう話します。

性犯罪に詳しい 高橋麻理 弁護士
「知らない間に例えば飲み物に睡眠薬を入れられてしまって眠ってしまったところを強制的にわいせつな行為をされたとか、あとはその状況を盗撮されてしまったとか。やっぱり他者の目が入りにくいということになると思いますので、その意味で、犯罪に発展するリスクはより高くなると考えます」

そして、被害に遭っても泣き寝入りせざる得ないこともあるといいます。

性犯罪に詳しい 高橋麻理 弁護士
「SNS上で知り合うということが非常に多いと思いますが、いざ被害を申告しようとしても相手がどこの誰なのかまったく特定できずに、結局捜査が進まないということもあると思います。パパ活を選ぶというのは、かなりリスクがあることだとしっかり念頭に置く必要があると思います」

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