【ゆっくり解説】脆すぎた危機管理!!事故で露呈した政府と東京電力の怠慢な体質とは!?福島第一原発事故~後編~【しくじり】

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#内閣総理大臣 

今回は福島第一原発事故の解説、後編です。
事故おきてからの政府、東京電力の対応、
事故に至るまでのリスク管理について、しくじりを感じさせるものがあります。
長編動画になりましたが、是非最後までご覧ください!

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【目次】
00:00 オープニング
01:26 前回のおさらいと事故発生直後の対応
05:51 実際にどんな変化がおこっていたのか?
09:40 初動期からトラブっていた!?
14:13 何が問題だったの?国と東電と
18:48 では事故対応は何が問題だったのか

☆原発シリーズはこちら
福島第一原発事故 前編
https://youtu.be/rNrxOeDvJR0
チェルノブイリ原発〜生存時間3秒…事故の原因を徹底解説
https://youtu.be/J5MTDT0Co2c
チェルノブイリ原発〜事故の原因と隠蔽を徹底解説〜後編
https://youtu.be/cdSlPMhj4Vk

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【あらすじ】 ※長文です。

・前回のおさらいと事故発生直後の対応
前回のお話では、福島第一原発がなぜどうやってできたのか、
津波の影響で全電源を喪失。非常用ディーゼルも利用できず、使用済み核燃料プールなどへの注水ができないことで、原子炉内は空焚きの状態へ…1〜3号機は核燃料収納被覆管が溶融してしまい、メルトダウンが起きるという話でした。
発生直後の対応
国、保安院の対応として「原子力災害警戒本部」が設置され
原災法15条という判断で報告された。
原子力災害の対策に一刻の猶予もないためすぐさま原災法にしたがって「原子力緊急事態宣言」を総理大臣によって公示しなければいけない状況となった。

・実際にどんな変化がおこっていたのか
避難指示
初めは福島第一原発から半径3km以内を避難指示区域としていたが、
日を跨いで住民退避指示の範囲が広がった
原発の敷地内の空間線量率が上昇したことが明らかになったためだった。
原子炉格納容器圧力異常上昇は対策本部にも伝えられ、当時の海江田経済産業大臣は記者会見で「一号機に関するベント作業」の実行を発表
1号炉原子炉建屋は15時36分水素ガス爆発が発生
原因は燃料被覆管であるジルコニウムという金属が水蒸気と反応によって大量の水素が発生、原子炉たてやに漏洩してきた結果水素爆発に至ったと考えられている
これにより汚染水、放射性物質が大気中へ放出されてしまった

・初動期からトラブっていた
3号機非常用炉心冷却装置が稼働していたが、停止してしまい冷却水の沸騰、燃料棒の露出にまで至ってしまった。
3月14日に3号機も水素爆発
2号機は「ドライウェルベント」を実施
「福島第一原子力発電所の不足事態シナリオの素描」
仮定として1号機が再び水素爆発し作業員が全面撤退せざるおえないほどの放射線量上昇などなど…、この状況になってしまうと注水もとまり、使用済み燃料プールなどの燃料損傷…その他あらゆる事象から避難規模は東京を含む250km圏まで…実際は、そうならなかったが、そこまでの状況に追い込まれることも想定することができるレベルの問題

・何が問題だったの?国と東電と
政府や東電の動き
政府は総理官邸に原子力災害対策本部を設置して対応
東電からのベント実施の申し出に実施命令を出すような形
政府主導で退避命令など出し、東電とのやりとりを行っていた。
しかし、政府においては官邸地下の危機管理センター、官邸5階の2つで情報を共有していた
東電本店と福島第一原発はテレビ会議システムで情報共有していながら、政府への報告は少し遅れぎみで情報が共有されていた
「東電撤退問題」は、東電の清水社長が電話で海江田経産大臣や枝野内閣官房長官など数人に申し出たと言われて問題となった
原子力安全委員会や東電本店で「ベントを優先するか」「減圧を優先するか」など議論に多くの時間が割かれていた
では事故対応は何が問題だったのか

・東電の事故対策不足
津波問題に関してはそもそも数値解析が不確定なものが多かったため、敷地の高さとか屋外ポンプを超える可能性がある、と指摘報告を1997年には受けていた。さらに2000年には全国でもっとも脆弱な原発としても判明していた
東電はコストカットに過敏であり、当時は福島第一原発が15・7mの津波に襲われる可能性を10万年に1回程度としていた
現場作業員は非常用復水器(IC)の運転経験がなかった。
ICは弁を開け閉めすることによって、緩やかに圧力を下げることができる。1号機中央制御室で制御していたようだ。
中央制御棟の当直主任はICの動作確認を行った。ICの弁はやはり閉まっていて「止まっている」という認識を持って対応に当たったが、非常時装置に対しての理解が乏しかったのか、「ICは生きている」という認識を吉田所長をはじめ本店では持っていた
発電所自体指揮命令系統は機能しておらず、東電本店は官邸の意向を現場に伝えるだけの作業。放射性物質を今回の事故で出してしまう結果となった

福島第一原子力発電所事故
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%AE%E7%B5%8C%E7%B7%AF
福島第一原子力発電所事故
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85#4%E5%8F%B7%E6%A9%9F%E3%81%AE%E6%B0%B4%E7%B4%A0%E7%88%86%E7%99%BA
放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h29kisoshiryo/h29kiso-06-01-03.html
事故の要因(推定)原子炉内の状況
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h29kisoshiryo/h29kiso-06-01-04.html
事故発生直後の対応
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h29kisoshiryo/h29kiso-06-02-01.html
事故調査報告書と考える福島第一原子力発電所事故の実態
https://www.ene100.jp/fukushima/7139
2号機はなぜ過酷事故に至ったか
https://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/outline/2_5-j.html

http://www.inss.co.jp/wp-content/themes/inss/images/research/nuclearpv/ncc189-190.pdf
原子力災害対策特別措置法
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%81%BD%E5%AE%B3%E5%AF%BE%E7%AD%96%E7%89%B9%E5%88%A5%E6%8E%AA%E7%BD%AE%E6%B3%95#%E3%80%8C10%E6%9D%A1%E9%80%9A%E5%A0%B1%E3%80%8D
当事者への影響
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E6%9D%91JCO%E8%87%A8%E7%95%8C%E4%BA%8B%E6%95%85#%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%AE%E5%BD%B1%E9%9F%BF
日本大震災
原発事故の対応拠点オフサイトセンター取り壊し 福島・大熊町
https://www.sankei.com/photo/story/news/191125/sty1911250008-n1.html
東電・吉田昌郎が背負った重すぎる矛盾
その生涯を追って見えてきたもの 後編
https://toyokeizai.net/articles/-/79893?page=3
東電・吉田昌郎が背負った重すぎる矛盾
その生涯を追って見えてきたもの 後編
https://toyokeizai.net/articles/-/79893?page=4
調書は語る 吉田所長の証言 (6) 3号機も水素爆発  ものすごい恨みつらみ
https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/17
原子炉建屋の断面概要図
https://www.miraikan.jst.go.jp/sp/case311/docs/Fukushima_NPP_J.pdf
班目春樹
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8F%AD%E7%9B%AE%E6%98%A5%E6%A8%B9

福島原発事故後の対応・事故・発言等の記録+
秩父人の履歴+大飯原再稼働発差し止め訴訟判決文掲載
http://titibu.sakura.ne.jp/chichibujin/ccb.html
福島第一は津波に弱い2度の警告、生かさず刑事裁判傍聴記:第32回公判
https://shien-dan.org/soeda-20181019/
これまでの調査・検証から判明した問題点の考察と提言
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/icanps/111226Honbun7Shou.pdf
非常用炉心冷却装置
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%9E%E5%B8%B8%E7%94%A8%E7%82%89%E5%BF%83%E5%86%B7%E5%8D%B4%E8%A3%85%E7%BD%AE
福島第一原発事故による放射性物質の拡散
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%8E%9F%E7%99%BA%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E6%94%BE%E5%B0%84%E6%80%A7%E7%89%A9%E8%B3%AA%E3%81%AE%E6%8B%A1%E6%95%A3
福島第一原発事故原因の検証について
https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/38211.pdf

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