「妻は大激怒」それでも札幌市電を落札しちゃった男性(しかも2両)北24条「おかえりなさい」大作戦  もうひとホリ 2022年5月19日放送

奥様はカンカンに 激おこだったそうです。
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4月28日 札幌市北区 安斎 隆史ディレクター
「人気のない夜の街を市電が駆け抜けていきます」

およそ60年間、札幌の街を走り続けた市電車両。
去年、引退とともに廃車となる予定でしたが
札幌の男性が、官公庁オークションを通じて買い取りました。

買い取った男性
「ひっそりと廃車解体される車両があると聞き、
これはなんとかしたいと…
家族にですか?実はまだ言っていません」

家族にも内緒で買い取った
市電車両を「里帰り」させたい。

「市電愛」に突き動かされながら半年に及んだプロジェクト、
ついに完結です!

市電好きが高じて、
廃車とされる市電車両を2両22万円で買い取ったのは
北区で建設業を営む角川幸治さんです。

角川 幸治さん
「落札したはいいですけど、移動するだけで
多額のお金がかかるし、大きさも大きさ、
この通りですから、さてどうしようかなと」

1両当たりおよそ300万円かかるとされた
輸送費のためクラウドファンディングを立ち上げたところ
500万円近い寄付が集まりました。

まずは「213」車両の輸送が先月行われました。
街中を運ばれた市電車両は
角川さんが経営する会社の敷地に置かれることに。

角川さん
「社員がどうせ置くなら、もっと見えるようにしたい
ということで、2~3日前に外壁を全部撤去しました」

そしてもう1両の「248」車両については?

角川さん
「もともと札幌サンプラザの前身は
『幌北電車庫(こうほく でんしゃこ)』という
市電の車庫が長年ありまして『ふるさと帰り』という企画で
ぜひこの幌北電車庫の跡地に市電を持ってきたいなと」

北24条商店街振興組合 小泉 詔信 理事長
「こういうシンボルがあることでまた北24条の街が活性すると」

地元商店街とも連携し、動き出した一大プロジェクト。
多くの市電ファンが見守る中、いよいよ里帰りです。

かつて「鉄北線」と呼ばれる、
札幌中心部と新琴似を結ぶ市電の路線がありました。
当時、北24条にあった市電車庫の跡地に立つのが
現在の札幌サンプラザです。

買い取った市電を、ゆかりの地に里帰りさせたい…。

サンプラザ前にある緑地への設置許可を受け、
作業が行われたのは先月28日。
深夜にもかかわず、多くの市電ファンが駆け付けました。

大型クレーンにつりあげられ、
およそ50年ぶりに、市電が いま帰ってきました。

小泉 理事長
「感無量でございます。皆さんと一緒になって市電を
楽しんで守っていきたい」

撮影に来たファン
「普段見ることない光景が見られてとても楽しかったです」
「元々車両基地があったところに帰ってきたところが
一番の魅力じゃないですかね」

車両を寄付した角川さん。
里帰りプロジェクトの達成に感慨ひとしおです。
ところで、私たちには心配なことがひとつ。
3月の放送では…

3月9日放送 今日ドキッ! の堀 啓知キャスター
「けさ奥様に話してめちゃめちゃ怒られたそうです」

家族に内緒で車両を
買ってしまった件はどうなったのでしょうか?

角川さん
「妻は、テレビ放送を見てカンカンでしたけど…
ただ、今度撮影があるってなると『いつやるの?』みたいな…
子供たちは大喜びですけど」

市電が好き、ただその思いから始まった
プロジェクトも一区切りですが
角川さんにはさらに実現したい計画があります。

角川さん
「幌北電車庫があったときの仕様。
赤い帯が入ってるカラーリング塗装だけでも
ちょっと戻したいなと。どんどん夢はさらに膨らむ一方です」

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