ゼレンスキー大統領がオレナ夫人とそろってテレビのインタビューで姿を見せました。
ゼレンスキー大統領はいつになく柔らかい表情を見せていました。
それもそのはず。隣には妻のオレナ夫人が座っています。
長く離れ離れになっていた夫婦がそろって国営放送のインタビューに応じたのです。
オレナ・ゼレンスカ夫人:「2カ月半会えませんでした。電話で話しただけです。今は何度か会う機会があります。一緒に時間を過ごす時間を頂けて、あなたたちにも感謝しています」
ゼレンスキー大統領:「放送デートだね」
オレナ・ゼレンスカ夫人:「放送デートね。本当に感謝しています。一緒にお茶を飲めるありがたい機会です」
「放送デート」ができるくらいにはキーウの情勢は落ち着いてきています。
ただ、まだ家族で過ごすことはできていないようです。
オレナ・ゼレンスカ夫人:「皆と同じように、また一緒になれる時を待っています。友達や親戚との再会を待つすべてのウクライナの家族と同じように」
南部や東部に目を向けると、ロシア側の占領と激しい攻撃が続いています。
マリウポリのアゾフスタリ製鉄所で勝利宣言をしたロシア軍はドネツク州、ルハンシク州を併せたドンバス地方の完全制圧を目指し、軍を動かしています。
ウクライナ側も守りを固めています。
ウクライナ側の兵士:「司令官の決定に従い、前線の最も困難なエリアに移動しています。言い換えれば、穴をふさいでいます」
ウクライナの議会は22日、戒厳令と18歳から60歳までの男性の出国を禁じる国民総動員令を延長することを決定しました。
期間は8月23日までの90日間です。
戦争はいつまで続くのでしょうか。
ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「勝利は難しく、血まみれの戦いになるが、その終わりは外交の場になる。確信している。交渉の場でしか終わらせられない」
「戦争を終わらせるのは交渉だけ」。ただ、まだその時ではないようです。
ウクライナ、ポドリャク大統領府顧問:「西側の軍事支援があるので、ロシアが軍事的成功を得ることはないだろう。ただ戦争は少し長引くことになる。ロシアが戦果を得られないことを理解できるようになった時に交渉プロセスは始まるだろう」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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