「外に出られない、エアコン使えない」中国“ゼロコロナ”で封鎖相次ぐ(2022年5月4日)

中国も4日まで5日連続の大型連休でした。しかし、人口約2500万人の上海からは、喧騒が消えたままです。上海のロックダウンは、1カ月を超えました。

2月末には、新型コロナウイルスの新規感染者はゼロになった上海ですが、4日の発表では、4831人。中国の新規感染者のほとんどを占めています。上海では3日、規制が一部緩和された地区もあり、短時間での散歩や買い物ができるようになりました。

首都・北京をはじめ、他の都市にも封鎖が広がっています。

北京では、マンションが次々と封鎖されています。ANNの記者が住むマンションは、陽性者1人が確認され、先月28日に封鎖されました。当初は、敷地内なら外出できましたが、現在は、部屋から出ることが許されていません。
中国総局・北里純一記者:「隔離の期間中、扉を開けて外に出ることは許されていない。ただ、まだ宅配などは注文ができるので、食料などは余裕がある状態となっている。北京は、きょう最高気温が35度になる予報。しかし、感染対策のためエアコンを使用できないので、扇風機を使って凌ぐ必要がある。マンションの前には宅配用の棚が設置されていて、ここで物を宅配員は置いて、中からマンションのスタッフが取りに行くといった形です」

中国を代表する観光地、世界遺産の故宮。連休ともなれば人でごった返しますが、閑散としています。上海のような事態を回避する狙いで、北京では、60カ所以上の地下鉄の駅を閉鎖するなどしました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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