水深約120メートルに沈んでいるのが確認された知床観光船の捜索が本格化しています。こうしたなか、海上保安庁は測量船「天洋」が解析した観光船の画像を公開。船の底を下にした状態で横たわる様子がくっきりと浮かび上がりました。今月30日の水中カメラを使った捜索では、新たな手掛かりというのはあったのでしょうか。1週間前に観光船が出発した北海道斜里町のウトロ漁港から報告です。
(社会部・神山晃平記者報告)
西日が差してきて手がかじかむ、そんな寒さを感じる時間帯になってきました。そんななか、30日朝から捜索に参加していた漁船が午後3時ごろからウトロ漁港に帰ってきています。
海上保安庁などは午前9時半ごろから午後3時までの間に合計3回、水中カメラを船が見つかった場所の海域に出て船内の捜索を行いました。
窓や客席の入り口から中をのぞき、人の姿がいないかどうかや船体の状況などを確認しましたが、これまでのところ新たな手掛かりは得られませんでした。
一方、30日も国土交通省や運輸会社による家族への説明が行われていて、午後5時すぎからは社長と事故当時の状況を知る運航会社の関係者が家族の質問に応じています。
事故から30日で1週間です。現地で帰りを待ち続ける家族がいるなか、来月1日も捜索は行方不明者の捜索を最優先して行われます。
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