初来日したフィンランドのマリン首相は11日午前、東京大学で講演し、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、NATO(北大西洋条約機構)加盟への意欲を表明する一方、日本との協力の重要性を強調した。
そのフィンランドはロシアと国境を接していて、予備役の射撃訓練を増やすなど、緊張が高まっている。
フィンランドでは、ウクライナへの軍事侵攻が始まって以後、射撃訓練に参加する予備役が増えているという。
予備役兵士「参加者は増えている。われわれは準備ができているし、恐れていない」
ロシアと国境を接する町にも変化があった。
ロシアからのトラックの往来が原則的に禁じられ、多くのロシア人観光客でにぎわっていた町も閑散としている。
市民「ロシア人は多くのサーモンなどを買っていたが、今は誰もいない」
フィンランドでは、国民の76%がNATO加盟を支持していて、12日には大統領が加盟への考えを明らかにするとみられる。
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