読むキーワード国試学 #007
ウェルシュ菌
ウェルシュ菌(感染型)は、グラム陽性有芽胞桿菌偏性嫌気性でガス壊疽菌とも呼ばれている。芽胞を形成するため摂取直前の加熱処理は無効である。腸管内で増殖したウェルシュ菌が芽胞を形成するときにエンテロトキシンを産生する。潜伏期間は約12時間で、下痢と下腹部痛を引き起こす(発熱と嘔吐はまれ)。偏性嫌気性菌であるため、鍋底などの嫌気的な部位で急速に増殖し、給食や学生食堂において、食肉を調理したカレーやシチューなど煮物系が原因となることが多い。創傷感染すると、α毒素によるガス壊疽の原因となる。
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