ロシア軍が、ついにウクライナ東部への本格攻撃を開始。
また南東部マリウポリの製鉄所でも、ウクライナ軍に投降を重ねて要求し、ロシア軍による圧力が強まっている。
ウクライナ東部・ハルキウに対して行われたロシア軍の激しい攻撃。
市民がきょうも犠牲となっている。
ロシアと国境を接するウクライナ東部・ドンバスの完全制圧に向けて、本格的な攻撃を始めたロシア軍。
ロシア国防省は、「18日に侵攻後最大規模のミサイル攻撃や空爆を行った」と発表。
戦闘機がミサイルを発射する映像を公開し、「60の軍事施設を爆撃した」と発表した。
そして、ミサイルや大砲で、1,260の目標を攻撃したとしている。
ロシア軍が包囲を続けるウクライナ南東部の要衝・マリウポリ。
ウクライナ側は、“マリウポリの最後のとりで”としている製鉄所に、ロシア軍が攻撃を開始したと明らかにした。
一方、徹底抗戦を続けるアゾフ大隊の司令官は、FNNの取材に、最後まで戦う決意を強調した。
アゾフ大隊 マクシム・ゾリン司令官「1時間おきに空から攻撃が行われている。それと同時に、常に兵士と装甲車による地上攻撃も行われている。アゾフは最後まで戦う」
部隊が立てこもるアゾフスタル製鉄所は、旧ソ連時代に建設され、核攻撃にも耐えるとされる地下シェルターが設けられている。
アゾフ大隊が公開したシェルター内とされる映像。
子どもを含む市民1,000人近くが避難しているという。
シェルターに避難した子ども「銃声が聞こえても、神経質にならないように頑張っています」
ロシア国防省は19日、この製鉄所にいるウクライナの部隊に対して、2度目となる降伏を要求。
日本時間19日午後6時までに、「武器を置いて降伏すれば命は保証する」と警告した。
日本時間午後8時から10時までの間、投降するための出口、人道回廊が用意されたが、ロシアメディアは「製鉄所からは誰も出てこなかった」と伝えている。
FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/
powered by Auto Youtube Summarize