2022年3月4日開催、YSPオンライン・シンポジウム『“ファミリーフレンドリーな社会”が築く、持続可能な未来を探る』に安田美沙子と休井美郷が登壇、「ファミリーフレンドリーな社会の実現に向けて」をテーマにトークを展開!
本シンポジウムは“新しい命を宿すための努力を、皆が応援する社会”を目指した「YELLOW SPHERE PROJECT」の一環として開催するもの。
当日は、妊活・不妊治療を経て二人のお子さんの母となったタレントの安田美沙子、若年層を代表してタレントの休井美郷を迎えて、「ファミリーフレンドリーな社会の実現に向けて」をテーマに、日本社会における課題の一つである少子化問題について、自らが子どもを持つことを望む、望まないにかかわらず、将来の選択肢を豊かにするために、一人一人が“ライフプランを考えること”の重要性や“ファミリーフレンドリーな社会“という、より良い社会への道しるべを探り、活発な意見交換を行った。
オープンングでは、ファシリテーターの信州大学特任教授である山口真由から、開催の背景や概要、目的について説明が行われた。そこで、本シンポジウムは、妊娠を希望してもなかなか叶わないという“社会課題”に対し、妊活や不妊治療をする人々を支援し応援するGlobal製薬企業メルクのプロジェクト「YELLOW SPHERE PROJECT」の一環として開催されることを説明。
本シンポジウムのテーマである「ファミリーフレンドリーな社会の実現に向けて」を紹介し、「高齢化、人口減少が進む日本において持続可能な社会をどのように形成していくかは私たち一人一人が考えていきたい大切な問題である」と問題提起しました。そして、ファミリーフレンドリーが持つ概念や、その現状、課題を通し、社会課題である少子化についても触れながら、自らが子どもを持つことを望む、望まないにかかわらず、将来の選択肢を豊かにするために、一人一人が“ライフプランを考えること”の重要性や“ファミリーフレンドリーな社会”という、より良い社会への道しるべを探っていきたいと話した。
登壇者の紹介後、ライフステージの変化と不妊について、データなどを交えて議論が展開された。山口が、国立社会保障・人口問題研究所がまとめた結婚と出産に関する全国調査を紹介すると、休井は「不妊に悩んでいる方がこんなに多いと初めて知った。男性に起因する割合があることを知り、女性だけでなくカップルで一緒に考えていかなければいけない問題であると認識しました」と話した。
不妊治療の経験者である安田は、「結婚前は、自分が不妊治療を受けることになるとは思ってもみませんでした。意外と自分の周りにも悩んでいる夫婦やカップルはいたりして、身近な問題だと気付きました。実際に治療を受けると精神的・金銭的に悩む面もあります。また、卵子の数は徐々に減り続けていくことも不妊治療を始めた時に初めて知り、早めのうちから準備が必要だと感じました」と話した。
卵子の数は胎児の時期が最大値であるということを山口が説明すると、休井は、「生まれる前にピークに達するとは知らずびっくりしました」と驚きの声を上げていた。
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