コロナ禍が食料不足に追い打ちをかける~地域の人々に寄り添った支援を~(グアテマラ)/ プラン・インターナショナル

今、世界の各地で深刻な食料危機が起こっています。背景には、貧困のほか、気候変動による災害、紛争、経済不安など、さまざまな要因があります。また、今なお続く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により経済危機に直面した国々では、食料確保がさらに難しくなり、大きな打撃を受けています。

食料が不足し、子どもの栄養不良が深刻化
プラン・インターナショナルが活動する、中米のグアテマラも例外ではありません。グアテマラでは、貧困や自然災害、干ばつによって深刻な食料不足が起こっており、5歳未満の子どもの2人に1人が慢性的な栄養不良に苦しんでいます。特に影響を受けているのが、農村地域に暮らす女の子です。ジェンダーに基づく差別により、もともと家庭や社会で弱い立場に置かれている女の子たちの食事は後回しにされがちです。食料不足のあおりを受け、栄養不良に陥りやすくなってしまうのです。
18歳の若い母親、グロリアさんは、厳しい現状をこう語ります。「1歳半になる娘に食べさせるものがなく、途方に暮れることもありました。空腹のあまり具合が悪くなっても、涙を流すことしかできないのです」。

緊急の食料支援だけでなく、将来を見据えた生計向上も支援
プランは、もっとも困窮している農村地域の貧困世帯に対する緊急支援として、食料や現金の支給を実施。活動を担当するプラン職員は、「現金支給だけでなく、収穫量を増やすための農業指導や、養鶏のトレーニングなど、生活の安定にむけた支援も実施しています」と話します。女の子も男の子も等しく健やかに成長できるよう、子どもたちの成長測定や栄養改善もあわせて行っています。
地域の人々のニーズに寄り添ったプランの活動を、ぜひ動画でご覧ください。

公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン
http://www.plan-international.jp/

powered by Auto Youtube Summarize

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事