アメリカ国防総省は30日、ロシア軍が、ウクライナの首都キエフ周辺に集めた部隊の20％弱を再配置し始めたとの分析を明らかにしました。カービー報道官は、再配置を始めたロシア軍部隊の一部は、侵攻の拠点となったベラルーシに移動していると説明しました。部隊をロシアに戻す動きは見られないといい、ロシアがウクライナへの圧力を弱めていないとも指摘しました。こうした中、アメリカのバイデン大統領はウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、５億ドル＝およそ600億円の追加財政支援を実施すると伝えました。両首脳はほかに、追加の軍事支援などについても協議したということです。一方、アメリカのホワイトハウスは、ロシアのプーチン大統領が、軍の幹部や高官から誤った情報をもたらされているとの分析を明らかにしました。
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