北方領土で謎の光…。
3月30日夜、根室市内で地鳴りのような音が響き、北方領土の国後島方面に複数の閃光が確認され住民から警察などに通報が相次ぎました。
3月30日午後6時半ごろ、根室市内で「地鳴りのような音がして海で光が見える」と住民から警察や海上保安庁に通報が相次ぎました。
根室海上保安部によりますと、巡視船が国後島方面で照明弾のような光を複数回確認していて、ロシア側からは国後島の南部で射撃訓練を実施するとの通知があったということです。
根室市民:「窓もガタガタとガラスが割れるぐらい。恐怖というのはあるよ」
ロシア国防省は3月25日、北方領土などで3000人による戦闘訓練を始めたと発表していましたが、夜間にこうした光や音が確認されるのは珍しいということです。
ロシアの軍事事情に詳しい、東京大学先端技術センターの小泉悠専任講師に話を聞きました。
海上保安庁がロシア側から、国後島南部と択捉島で射撃訓練を行うという連絡を受けていた。
今回確認された光は国後島南部での訓練によるものと考えられる。
毎年春に行われている訓練と大きな違いは見られず、領土問題への直接的影響はない。
ロシア国防相は3000人規模の訓練を開始したとしたが、大部分をウクライナの戦線に投入しており、実際の訓練規模は発表よりも少ないとみている。
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