ウクライナ南部の都市マリウポリでロシア軍によって産科と小児病院が爆撃されました。ゼレンスキー大統領は、まだ多くの子ども達ががれきの下敷きになっていると訴えています。また、国境付近の厳しい寒さは特に子どもたちにとっては非常に過酷な環境になっているようです。ポーランドのジェシュフ駅から報告です。
(金井誠一郎記者報告)
私は現在、国境から車で1時間ほどのジェシュフという駅に来ています。
現在の気温はマイナス4度で手袋をしていても指先が痛くなる、そんな寒さです。
10日は晴れているのですが、9日に線路に降った雪は今も溶けずに残っています。
ウクライナから避難した人は200万人を超えました。
駅の切符売り場では避難した大人や子どもが10日もあふれかえっています。
9日に取材した国境では、かばん一つとスーツケース一つを持って最低限の荷物で国境を越える親子の姿がありました。
ドラム缶のたき火や毛布にくるまって暖を取る子どもの姿もありました。
こちらに入った情報では国境を渡る際に寒さで亡くなってしまった子どももいるということです。
こうしたなか、駅のホームには臨時の託児所ができました。
当初はポーランドの人が作ったものだと思ったのですが、自らも避難したウクライナ人の大人たちも子どもたちのために何とか暖かい場所を提供したいと用意したものだということです。
ただ、こうした場所にいるのはごく一部の子どもたちです。
多くの人は閉店したスーパーなど大した暖房設備もない場所で寝泊まりしているのが現状です。
さらに11日は冷え込みが進み、マイナス10度になることが予想されています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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