日韓関係に影響も・・・ 大接戦の韓国大統領選

”対日強硬派”として知られる与党候補の李在明氏と日韓関係の改善に意欲を見せる野党候補の尹錫悦氏。今後の日韓関係にも大きな影響を及ぼす選挙戦ですが、尹候補の陣営から最新情報を伝えてもらいます。

ここはソウル中心部にある保守系最大野党「国民の力」の党本部前です。党本部の建物の前には大型モニターや座席が設置され、集まった尹錫悦候補の支持者たちがモニターを見ながら結果が判明するのを固唾を飲んで見守っている状況です。

韓国の地上波テレビ局KBSとMBC、SBSが合同で行った出口調査によりますと、保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦氏が48.4ポイントを獲得。

対する革新系与党「共に民主党」の李在明氏47.8ポイントで、2人の候補がほぼ横一線で並んでいます。

この調査では、尹氏は大票田の首都ソウルでリードしているということです。

しかし、異例の大接戦となっているため、実際の得票数はこの調査と異なる結果となる可能性があります。

Q.非常に僅差の戦いとなっていますが、今回はなぜ激しく競り合ってるのでしょうか?

選挙戦の終盤に、尹錫悦候補は世論調査で支持率3位だった安哲秀氏と候補を一本化し、優位に立つとの見方もありましたが、このことが逆に李在明候補の陣営の引き締めに繋がり、大接戦になっている可能性があります。

Q.2人の候補には日本に対する姿勢に違いはあるのでしょうか?

対日強硬派として知られる李候補は歴史問題で日本に謝罪を求めましたが、経済などとは切り離して対応する考えです。

一方の尹候補は最悪とも言われる2国間関係の改善に意欲を見せ、相互の首脳が行き来するシャトル外交の再開などを掲げています。

選挙の結果は、日韓関係に大きく影響するとみられます。
(09日23:16)

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