ロシア軍艦に「地獄に落ちろ!」 “全滅”警備隊は生きていた [ウクライナ侵攻]

「全員死亡」と発表された国境警備隊の兵士が生きていた。

ウクライナ南部の黒海に浮かぶ島、ズミイヌイ島。

この島には、ウクライナ国境警備隊13人が駐屯し、ロシアの攻撃に備えていた。

ところが、ロシア軍の侵攻が始まった2月24日、黒海に展開していたロシアの軍艦が、国境警備隊に対し降伏を呼びかけたのだ。

ロシア軍「あなたたちは完全に囲まれている。整列して武器を捨てなさい」

ところが、国境警備隊は、ロシアへの降伏を拒否。

逆に、猛反発のメッセージを送り返した。

ウクライナ国境警備隊「地獄に落ちろ」

その後、兵士たちからの連絡が断絶。

ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、国境警備隊の兵士13人全員が死亡したことを発表していた。

ウクライナ・ゼレンスキー大統領「国境警備隊の兵士たちが、壮絶な死を遂げました。わがウクライナのため、命をささげた方たちを国の英雄にします。永遠の栄光がありますように(黙とう)」

ところが、2月28日、ウクライナ海軍はSNSを通じ、国境警備隊の兵士らが生存していたと伝えた。

ウクライナ海軍「われわれの戦友たちは生きている。皆、元気だ」

ウクライナ海軍によると、国境警備隊は、2度にわたりロシア軍を撃退。

ところが、弾薬が底をついたため戦い続けることができなくなり、やむなくロシア軍に降伏したという。

さらに、ロシア軍が灯台やアンテナなど、島のインフラを破壊。

ウクライナ本土との連絡ができずに生存していることを伝えられなかったとしている。

FNNプライムオンライン
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