四国攻め

四国攻め, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=232888 / CC BY SA 3.0

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四国攻め(しこくぜめ)は、安土桃山時代の1585年(天正13年)に行われた羽柴秀吉と長宗我部元親との戦争である。
資料によっては、四国征伐、四国の役、四国平定などの呼称も用いられる。
その前段階である本能寺の変によって中断された1581年(天正9年)から1582年(天正10年)にかけての織田信長による四国進出の過程についても説明する。
天正3年(1575年)、土佐を統一した元親は家臣の反対を押し切り、中島可之介を使者として信長の元に派遣した。
目的は、元親の長男弥三郎の烏帽子親を信長に引き受けてもらうことだった。
交渉は成功し、信長は弥三郎に一字を与えて信親と名乗るよう返書を出した。
この時信長は元親に阿波での在陣を認め、また「四国は切り取り次第所領にしてよい」という朱印状も出したとされる。
天正8年(1580年)6月、元親は香宗我部親泰を安土に派遣し、阿波岩倉城の三好康俊を服属させたことを信長に報告した。
また阿波征服のために、康俊の父三好康長が長宗我部氏に敵対しないように信長から働きかけてくれるよう依頼し、いずれも了解を得た。
この頃は明智光秀が取次役として、元親・信長の交渉窓口となっていた。
なお、この時のことを記した『信長公記』天正8年6月22日条において、元親のことを「土佐国捕佐せしめ候長宗我部土佐守」と表現していることが注目される。
この「捕佐(=輔佐)」の意味については不詳とされてきたが、この当時の土佐国は長宗我部氏によって統一されていたものの、土佐一条家の当主である一条内政が未だに元親の庇護下に置かれており、信長は内政=国主・元親=輔佐すなわち陪臣と位置づけたと解する説が浮上した。
つまり、信長は長宗我部氏の土佐支配そのものを暗に否認して元親の行動に一条家の家臣として織田政権の秩序に従属するように求めたというのである。
なお、一条内政は天正9年(1581年)2月に反乱に連座して、元親によって土佐から追放されているが、これは単なる土佐国内の問題ではなく、天正8年6月以後の状況の変化によって元親の織田政権政策が強硬寄りに変更されて「信長ー内政ー元親」の秩序を拒否した結果とされている。
三重大学で日本近世国家成立史が専門の藤田達生教授の話によると、同じ頃に康長と秀吉が接近しはじめていた。
秀吉の目的は、当時交戦中だった毛利氏に対抗するため、三好氏の水軍を味方につけることにあったと藤田は推測する。
両者の提携に際し、遅くとも天正9年(1581年)2月までに秀吉の甥・孫七郎(後の豊臣秀次)が康長の養子となっていたと藤田は推定するが、岐阜市信長資料集編集委員で信長関連の著書が多い谷口克広の話によれば、本能寺の変以前に秀次は三好氏の養子になっておらず、従って両者の提携関係も存在しなかったと反論する。
天正9年(1581年)3月、康長は讃岐から阿波に入り、三好康俊を長宗我部氏から離反させた。
同年6月、信長から香宗我部親泰に朱印状が与えられた。
その内容は長宗我部氏と三好氏が協力することを求めるもので、信長の四国政策が三好氏寄りに変更されたことを示すものだった。
長宗我部氏から圧力を受けた阿波の三好氏、伊予の河野氏や西園寺公広らは信長に救援を求めたため、信長は元親に土佐及び阿波南半分の領有のみを許し、他の占領地は返還するよう命じた。
しかし、元親は四国征服は信長が認めたことであり、また獲得した領地は自力で切り取ったものであり信長の力を借りたものではなく指図を受けるいわれはないとはねつけた。
光秀は石谷頼辰を派遣して元親を説得したが、おそらく天正9年(1581年)後半頃には織田・長宗我部の交渉は決裂した。
一方、長宗我部氏は信長と対立関係にあった毛利氏とも協調関係にあった。
両氏に関係が生じたのは、阿波の親長宗我部勢力であった大西覚養が遅くても天正5年(1577年)2月までに毛利方に通じたために4月に長宗我部氏が大西氏を攻めたものの、同年7月までに毛利氏が現状(大西氏の長宗我部氏への服属)を認めて以降のことであり、大西氏や讃岐の親毛利勢力で天正7年(1579年)以降長宗我部氏の傘下に入った香川信景を通じて協調関係にあったと考えられるが、長宗我部・織田の決裂に伴い、天正9年(1581年)8月までには讃岐天霧城にて対織田同盟を結んだ。
また東伊予の金子元宅とも天正9年(1581年)中には同盟を結んだ。
北海道…

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