ジョージアとロシアの関係

ジョージアとロシアの関係, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=3461572 / CC BY SA 3.0

#ジョージア・ロシア関係
#ロシアの二国間関係
#ジョージアの二国間関係
ジョージアとロシアの関係(ロシア語: Российско-грузинские отношения、グルジア語: საქართველო-რუსეთის ურთიერთობები、英語: Georgia-Russia relations)では、コーカサスに所在するジョージア(グルジア)とロシア連邦の関係について説明する。
ジョージアもロシアもともに1991年までは同年に解体したソヴィエト連邦を構成する15共和国のうちの2国(グルジア・ソビエト社会主義共和国およびロシア・ソビエト連邦社会主義共和国)を前身としている。
黒海東岸に所在するジョージアは、コーカサス山脈をはさんで北側に大国ロシア連邦、南東にアゼルバイジャンとアルメニア、南はトルコと境を接する共和制国家である。
ジョージアは1991年のソビエト連邦の崩壊以来、ロシア支配からの脱却を図り、欧米に接近する政策をとってきた。
ガムサフルディア 1991年のソ連崩壊後、グルジア・ソビエト社会主義共和国(グルジアSSR)を前身とするジョージアは、ロシアの主導する独立国家共同体(CIS)への不参加を表明した。
CISへの参加拒否は旧ソ連のうちバルト三国をのぞけばジョージアただ1国であった 。
これは主としてジョージア・ロシア間の政治的対立によるものであったが、一方ではジョージア国民(グルジア人)たちの旺盛な独立心に由来するものであった。
1991年5月26日、旧ソ連構成国15カ国中最初におこなわれたジョージアの大統領選挙では急進的な民族主義者のズヴィアド・ガムサフルディアが86パーセントの得票率で大勝して初代大統領となった。
1991年12月、ベラルーシのミンスクにロシア、ウクライナ、ベラルーシ3カ国の首脳が集まり、ソ連邦解体とCISの発足が合意された(ベロヴェーシ合意)。
CIS発足式はカザフスタンのアルマトイでおこなわれ、旧ソ連構成国11カ国が参加している。
新生ジョージア(グルジア)はこのようにロシアからの自立を目指したのであるが、一方では、国内にジョージアからの独立を掲げる勢力も存在していた。
南オセチア自治州では、グルジア政府(当時)が1990年にグルジア語使用を同地の多数派であるオセット人にも強要したことからオセット人たちが反発し、自治共和国への昇格、さらに、ロシア連邦の北オセチアとの統合を要求して紛争に発展した。
当初この紛争にロシア共和国(当時)のエリツィン政権は直接関与しなかったが、しかしロシア領北オセチアに難民が流入したことで、ロシアにとっても重要問題となった。
また、ソ連中央政府が弱体化したため、ロシアがそれに代わる仲介者の役割を果たそうとした。
1991年春以降、ロシアとジョージアの間で交渉が重ねられ、同年3月のエリツィン=ガムサフルディア会談によりある程度の合意はなされたが、やがて両者間の立場は開いていった。
アブハジアでは1980年代後葉からグルジアからの分離独立運動が展開され、スフミでも暴動なども起こっているが、1992年7月、アブハジア独立宣言をおこない、アブハジア戦争に発展した。
しかしながら、アブハズ人はアブハジアにおいては必ずしも多数民族ではなく、実に全体の2割以下を占めるにすぎなかった。
ジョージア軍は、ロシア領から流入したチェチェン兵らに敗走し、1993年8月にスフミが陥落、同年12月に停戦がなされた。
このとき、20数万のグルジア人たちが国内避難民(IDP)として郷里を追われている。
ガムサフルディアはまた、その強権的な政治姿勢が原因で反対者が武力闘争におよぶ事態となり、ロシアのボリス・エリツィン大統領も、CIS参加を拒否したガムサフルディア政権を支持しないと宣言した。
ガムサフルディアは失脚したが、上述のスフミ陥落のころガムサフルディア派の蜂起によってジョージアは内戦状態となった。
ソ連解体後の旧ソ連諸国は大きく2つに分裂した。
1つは、親ロシア派のグループであり、カザフスタンやベラルーシのほか、資源をロシアに頼るアルメニアやキルギスタン、タジキスタンが含まれる。
もう1つは、ロシア支配からの脱却を図り、主として欧米に接近した反ロシア派のグループであり、ウクライナやウズベキスタン、アゼルバイジャン、モルドヴァなどが含まれる。
ジョージアは後者に属したが、後者のグループは1997年、それぞれの国の頭文字を取って「GUUAM」を組織している。
シェワルナゼ 2000年3月のCISサミッ…

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