プーチン大統領 交渉継続も次の狙いは

ロシアとウクライナの停戦交渉ですが、実際の停戦につながりそうなのでしょうか。モスクワから中継です。

交渉に参加したウクライナの代表団のポドリャク大統領府長官顧問は「交渉は難しい」とツイッターに投稿するなど非常に困難な交渉であったことが伺えます。ポドリャク氏は「義務的な最後通告はなかった」とも述べています。ロシアは交渉前、ウクライナ側が武器を置かなければ交渉に応じないとしていましたが、その後、ゼレンスキー大統領が「前提条件なし」での交渉入りに合意したと表明していました。

ただ、プーチン大統領がフランスのマクロン大統領との電話会談で述べたように、あくまでロシア側はウクライナの非軍事化と中立化、それに一方的に併合したクリミアにおけるロシアの主権を承認することを求めているとみられ、両国の立場には大きな隔たりがあります。

交渉後、ロシアの代表団のメジンスキー大統領補佐官は「いくつかの点で共通の立場を見出すことができた」と述べ、スルツキー下院外交委員長も「前進できるいくつかのポイントがある」と述べるなどロシア側からは交渉進展を伺わせるような発言が出ています。とはいえ、これが具体的にどの部分を示すのかについては明らかにされておらず、交渉をめぐって主導権を握るための情報戦だともいえそうです。
(01日16:04)

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