ロシア軍による砲撃により、ウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所で火災が起きた。
付近で放射線量の上昇が確認されたとの報道も出ていて、緊張が高まっている。
ウクライナ南部ザポロジエ原子力発電所をとらえた映像では、画面右下で爆発を受けたような火花が上がった直後、煙が立ち上る。
ウクライナの外相は、ツイッターに「ロシア軍がザポロジエ原発に対し、四方八方から攻撃を加え、火災が発生している」と投稿し、またゼレンスキー大統領は日本時間4日、「チェルノブイリ原発事故以上の多大な被害が出る。ロシアは直ちに攻撃をやめるべきだ」と非難した。
ザポロジエ原発は、ヨーロッパ最大級の原子力発電所。
AP通信は、発電所の広報担当者の話として、「6基ある原子炉のうち、1基に砲弾があたり、火災が起きた。原子炉は現在稼働していないものの、中には核燃料がある」と報じた。
また、ウクライナ政府関係者によると、原発周囲の放射線量が25%上がったとしている。
一方、IAEA(国際原子力機関)は、ウクライナ当局から放射線量は上がっていないと報告を受けたとしている。
ロシアのプーチン大統領は3日、「特別軍事作戦は、全て予定通りに進んでいて、計画通りだ」と述べた。
また、プーチン氏と電話で会談したフランス・マクロン大統領の外交顧問は、「大統領は最悪の事態が訪れると予測している」と明かしている。
こうした中、ロシア・ウクライナ両国による2回目の停戦交渉が行われ、「人道回廊(じんどうかいろう)」と呼ばれる市民の脱出ルートを設置することで合意した。
両国は、来週初めに3回目の交渉を行うとしている。
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