アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長は、歴史的な物価の上昇を抑制するため、複数回の利上げなど金融政策の引き締めを進める考えを強調しました。
FRB パウエル議長
「我々は経済と強固な労働市場を下支えし、物価の上昇が定着するのを防ぐため、政策手段を講じる」
FRBのパウエル議長は11日、物価の上昇が想定よりも長期化すれば「時間をかけてより多くの利上げ行う」と指摘。物価の上昇を抑制するため、金融政策の引き締めを進める考えを強調しました。
FRBは先月の会合で参加者の過半数が年内に3回の利上げを行う見通しを示しましたが、市場では4回に増えるとの予測も広がっています。また、パウエル議長は「おそらく今年の後半に保有資産の縮小を始めるだろう」と話し、アメリカ国債などの売却を進める方針も示しました。(12日13:27)
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