ドーピング疑惑のワリエワ”ミス連発”まさかの号泣4位【北京五輪フィギュア女子フリー】

ドーピング疑惑のワリエワ”ミス連発”まさかの号泣4位【北京五輪フィギュア女子フリー】

◇17日 北京五輪 フィギュアスケート女子シングル・フリー(北京)

 ドーピング疑惑に揺れる15歳のワリエワは最終滑走でまさかのミスを連発。SP首位からフリーで後退し、暫定4位に沈んだ。得点が表示されると、場内は衝撃のあまり音を失った。2度の転倒を含めて精彩を欠き、141・93点で合計224・09点。表彰台も逃すまさかの結末を突きつけられると、「絶望」の愛称で知られる15歳が泣き崩れた。

 フリー175・75点で世界歴代2位の合計255・95点をマークしたシェバルコワ(ロシア・オリンピック委員会=ROC)が金メダルを獲得し、2位には17歳の”天才ジャンパー”トルソワ(ROC)が入った。

 15歳には厳しすぎる環境だった。こわばった表情で氷上に入り、冒頭の4回転サルコーはこらえながらも何とか着氷。ただ続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)では着氷が乱れてリンクに片手をついた。続く連続ジャンプでは2本目で転倒。さらに演技後半となる4回転トーループでも転倒して、氷に体を打ち付けた。

 ワリエワは今大会の団体終了後に昨年12月のドーピング検査での陽性が判明。SP前日の14日にスポーツ仲裁裁判所(CAS)から五輪出場継続を認める裁定が下ったばかりだった。騒動の影響で1位となった団体を含めて、今大会の成績は「暫定的」なものとして扱われる。

powered by Auto Youtube Summarize

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事