軍事衝突の危機は、回避に向かうのでしょうか。
■ロシア 要求同じも・・・交渉の用意ある
ロシア・プーチン大統領:「我々は旧知のパートナーであり、信頼関係はとても強い。ウクライナについても話しましょう」
緊迫するウクライナ情勢を巡って、ロシアのプーチン大統領は15日、モスクワでドイツのショルツ首相と会談しました。
プーチン大統領は、NATO(北大西洋条約機構)の不拡大などの要求については変えていませんが、交渉の用意はあるとしました。
■NATO「軍備縮小・緊張緩和確認されず」
さらに、ロシア政府は、ドイツとの首脳会談を前に、ウクライナ東部の国境付近で演習を行っていた部隊が基地への帰還を始めたと発表し、軍の撤収の様子だとする映像を公開しました。
危機は回避される方向なのでしょうか。NATO側は、慎重な姿勢を崩していません。
NATO・ストルテンベルグ事務総長:「現状では、ウクライナ国境付近で、ロシアの軍備縮小や緊張緩和は確認されていない」
■キエフ在住日本人“万が一”に準備も・・・
16日にも攻撃を受けるのではないかと報じられていた、ウクライナの首都キエフ。その様子を現地在住の日本人が撮影したものです。
スーパーでは、野菜やパン、肉類なども通常通り販売されているようです。
キエフ在住のITエンジニア(44):「(人が)極端に減っている感じはしない。電気の心配が少しあるかなと。1月に入って、停電の回数がかなり増えていて。電気が途絶えて、インターネットがつながらなくなると不安が強くなる」
万が一の場合に備え、準備も進めているといいます。
キエフ在住のITエンジニア:「水と穀物(米など)、かなりの量を家の中に蓄えていて。万が一、市街戦みたいなことがあったら、カギを閉めて、(自宅の中に)ずっと立てこもる」
■岸田総理 ウクライナに110億円支援へ
そんななか、岸田文雄総理大臣は15日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話で会談しました。
岸田文雄総理大臣:「ウクライナの主権と領土の一体性について、一貫して支持をしているということを、改めて表明させて頂き、外交努力を粘り強く行っていき、緊張緩和につなげていくことで一致した」
岸田総理は、ウクライナに1億ドル規模、日本円でおよそ110億円の借款による支援を行う考えを伝え、ゼレンスキー大統領からは謝意が示されたということです。
(「グッド!モーニング」2022年2月16日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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