アメリカのバイデン大統領はロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、ロシアを拠点とするサイバー攻撃集団を取り締まるよう求めました。
「私はプーチン大統領に、ランサムウエアがロシアから来た場合、それがロシアの支援でなくても、アメリカはロシアが行動することを期待しているし、我々は、それが誰によるものか十分な情報を提供すると、はっきり伝えた」（アメリカ バイデン大統領）
バイデン大統領は会談後、こう話し、プーチン大統領にロシアを拠点とするサイバー攻撃集団を取り締まるよう求めたと明らかにしました。また、ホワイトハウスのサキ報道官は「バイデン大統領は国民や重要インフラを守るため、あらゆる必要な行動をとることを明確にした」と強調。対抗措置も辞さない考えを示しロシア側をけん制しました。
アメリカとロシアは先月、スイスで行われた対面での首脳会談でサイバー攻撃に関する専門家会合を設置することで合意していて、来週、ランサムウエア攻撃について協議することになっています。
一方、ロシア大統領府も会談について発表し、プーチン大統領から、ロシアはアメリカと共同でサイバー犯罪の捜査にあたる用意があるが、アメリカから要請がないことを指摘したとしています。そのうえで、両首脳はサイバーセキュリティの分野で実質的かつ建設的な協力の必要性と対話を継続することを強調したということです。（10日07:06）
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