中国の王毅外相はアメリカのブリンケン国務長官と電話会談し、ウクライナ情勢について、「ロシアの正当な安全保障上の懸念を真剣に受け止めるべきだ」と述べ、ロシアを支持する姿勢を示しました。
王毅外相はブリンケン国務長官と27日、電話会談しました。アメリカ国務省によりますと、緊迫するウクライナの情勢について、ブリンケン長官は「ロシアのウクライナに対する更なる侵攻は世界の安全保障と経済へのリスクだ」と強調。中国外務省によりますと、王外相は「ロシアの正当な安全保障上の懸念を真剣に受け止め、解決されるべきだ」と述べ、ロシアを支持する姿勢を示したということです。
また、王氏は来月4日に迫った北京オリンピックについて、「干渉をやめるべきだ」と主張し、アメリカなどの外交的ボイコットを念頭に、けん制しました。さらに、「双方は今後もコミュニケーションを維持することで一致した」としています。(27日18:51)
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