通常の年金と特別支給の年金と繰上げ受給する年金の手続きの流れ&方法

年金は、受給年齢になったら自動的に振り込まれるという訳ではありません。

つまり、自分から手続きをしないとお金が振り込まれないという事になっているんですね。

もし、手続きをしないと最悪の場合、年金を受け取れない場合もありますので、注意が必要です。

因みに法律上は、次のようになっています。

年金の請求をしないで5年が過ぎると、過ぎた5年分の年金は時効

ですから、手続きは確実にしなければ、損をしてしまいます。

では、年金の手続きは、具体的に、どのようにすればいいのでしょうか。

そこで今回は、年金の手続きについてお話したいと思います。

なお、今回話す内容は、次の2つになります。

 ・通常の年金と特別支給の老齢厚生年金 の手続きの流れ
 ・繰上げ受給する場合の手続きの流れ

1.通常の年金と特別支給の老齢厚生年金の手続きの流れ

ここで言う通常の年金とは、65歳から受け取る年金のことで、特別支給の老齢厚生年金とは65歳になる前に受け取ることができる年金です。
特別支給の老齢厚生年金については、ある一部の生年月日の方が対象となっています。

手続きの流れはどちらも同じで、次のようになっています。
 ①日本年金機構から年金請求書が届く
 ②年金請求書に必要事項を記入する
 ③必要書類を添えて年金請求書を提出する
 ④年金を受け取る

ここからは、この4つについての補足になります。

まず①ですが、これは年金の受給開始年齢の3ヵ月前になると日本年金機構から年金請求書という書類が自宅に送られてくるということになります。

次に②についてですが、注意があります。それは必要事項を記入した後に年金を受取る金融機関の証明印を押してもらうという事なんですね。

次に③のですが、書類を提出する日程は、誕生日になってから提出するという事になっていますので、注意してください。
もし、誕生日になる前に提出した場合は、日本年金機構で受付できないという事になっています。

最後に④についての補足をします。
まず、書類を提出しますと、ご自宅に年金証書及び年金決定通知書という書類が届きます。
そして、この書類が自宅に届いてから1~2 ヵ月後に年金が振り込まれるという流れになります。
なお、年金が振り込まれると、ご自宅に年金振込通知書という通知書が届くことになっています。

2.繰上げ受給する場合の手続きの流れ
ということですが、以下のようになっています。
 ①年金事務所で書類をもらう
 ②必要事項を記入する
 ③必要書類を添えて年金請求書を提出する
 ④年金を受け取る

基本的な流れは、先ほどとほとんど同じです。ただ、いくつか注意点がありますので、補足したいと思います。

まず①ですが、先ほどは「受給開始年齢の3ヵ月前になると年金請求書が届く」という事になっていましたが、繰り上げ受給する場合は、自分から年金事務所に出向いて書類をもらう
という事になります。

で、この時に受け取る書類は、繰上げ請求書というものになります。

なお、書類を受け取る際は、年金事務所より、繰り上げ受給についての説明があります。

年金事務所は、繰上げ受給の説明をした上で、本人の意志を確認し手続きをするという流れになっているんですね。

次に②ですが、書類の記入方法は、人によって記入する箇所が変わってきますので、必ず事前に年金事務所で相談するようにしてください。

次に③ですが、書類を提出する日は、繰り上げ受給を希望する月の1ヶ月前という事になっています。

なぜかと言いますと、提出する書類には何歳から年金を受け取るのか記入する欄がないからなんですね。

つまり、繰上げ受給の場合、書類を提出して受理されると、翌月から自動的に年金支給が開始される仕組みになっているという事になりますので、注意してください。

最後に④の・・・・・については、特に補足はありません。

3.年金の振込日について

年金の振り込み日は、偶数月の15日に直近の2ヶ月分が振り込まれるということになっています。

以上で終わりです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

#年金 #手続き #流れ

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