外出自粛で、自宅でごはんを食べる機会が増えた今、お米の消費も増えているという。
一方、それでも売れ残る米余り問題も...。
家庭での米の消費量は年々減少傾向にある中、内閣府の調査で、コロナ禍、自宅でお米の消費が「増えた」と感じている人が17.9%にのぼったことがわかった。
この理由について、8割以上の人が、「家庭において炊飯などの米を使った調理の機会が増えたから」と回答するなど、おうち時間の増加が背景にあるとみられる。
さらに、2人以上の1世帯あたりの米にかかる1カ月の支出は、コロナ禍の2020年は2月から前の年に比べ増加。
しかし10月には一転、減少し、ブレーキがかかる形に。
全国各地の米を取り扱う都内の精米店では...。
有限会社 小池精米店・小池理雄店主「一般の家庭向けの販売ですけど、やや増えた。ネット通販も新規のお客さまがぽつぽつと入っている状況。レストラン向けの販売については、1月の緊急事態宣言を境にまた落ち込んでいる」
小池精米店では、本来ならば11月には古米を売り切り、新米に切り替えている時期だというが、例年に比べ、外食向けのお米が売れず、まだ新米に切り替えられていないという。
有限会社 小池精米店・小池店主「今回の緊急事態宣言がなければ、今月中に(新米に)切り替えられたと思うが、3月までは切り替えがうまくいかない状況。3、4カ月遅れるような感じになる」
外食産業の休業などにより、精米店でも深刻化している米余り。
農林水産省は、米など農産物で在庫の増加など、新型コロナによる打撃を受けた農林水産業者を応援するプロジェクトを立ち上げている。
コンビニ大手ファミリーマートでは、2種類のお弁当のごはん大盛りキャンペーンを19日から期間限定で開催し、消費を後押しする。
小池精米店では、農家から買いつけた米は現在、ある分は売り切れる見込みというが、先が見えない不安もあるという。
有限会社 小池精米店・小池店主「ことしは落ち着くと思ったので、例年通りの発注をした。全部は取るけど、しばらく農家さんに保管してもらったり、予約数量を減らしてもらうとか、今後必要かもしれない」
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