東京都は先週、新型コロナウイルスの重症者向けの病床を増やすことを要請したが、高度な医療を提供する特定機能病院で、すでに重症者を受け入れられない事態が起きていることがわかった。
ECMO治療が必要と判断された重症患者は、12月5日、特定機能病院を含む都内の複数の医療機関から受け入れを断られ、昭和大学病院に搬送されて来た。
昭和大学病院・相良博典院長「2病院に断られてうちに来た。人的問題もあって、残念ながら断らざるを得なくなったと」
東京都は先週、特定機能病院などに対して、重症者用の病床を増やすよう要請しているが、その中には、すでに病床が埋まり、患者を受け入れられない病院も出ていて、要請を実現するのは容易ではないという。
昭和大病院・相良院長「現時点でも、ぎりぎりの状況下になりつつある。(増床に対応するが)ほかの診療科との調整が重要になってくる」
また、院長は、今後の重症者の治療について、「ECMOを担当する病院とそうでない病院を分け、役割分担をする仕組み作りが必要では」と指摘している。
(2020/12/10)
#新型コロナウイルス
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