思いの詰まったランドセルが“重い”問題になっています。
ある調査によりますと、小学1年生から3年生の児童のランドセルの重さは、中身を含め平均でほぼ4キロ。
さらに、およそ7割の子どもが3キロ以上のランドセルを背負い、学校に通っているといいいます。
そんな重いランドセルが原因で、体や心にまで不調をきたすのが「ランドセル症候群」。今、小学生の3人に1人が陥っているといいます。
一体、どのような症状なのでしょうか?
たかの整形外科・高野勇人院長:「肩こりだったりとか、首周りの痛み、腰痛ですよね。精神的な面というのは、重たいランドセルを背負って、きょうも学校に行かなきゃいけない。ちょっと抑うつ的な気持ちになる。『学校行くの嫌だな』みたいな」
高野医師によりますと、子どもの背負う荷物の重さは、体重の10%ぐらいが望ましく、小学校1年生から3年生の場合、2.5キロ以下が適切な重さだということです。
しかし、1年生の女の子のランドセルを実際に計ってみると、5.15キロもありました。
近年、教科書のページ数や副教材も増え、ほとんどの児童がランドセルと一緒に、サブバッグを持って通学するなど、荷物の重量化は進む一方です。
何か対策はあるのでしょうか?
たかの整形外科・高野勇人院長:「体に合ってない状態でランドセルを使うと、それも原因になりますから。肩のストラップで長さを調節できるんですけど、そういうのもやってあげたらいいなと思います」
(「グッド!モーニング」2021年11月18日放送分より)
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