【速報・中継】工藤会最高幹部 判決公判 主文後回し 厳しい判決へ 福岡地裁  (21/08/24 12:00)

4つの市民襲撃事件で殺人などの罪に問われている、特定危険指定暴力団工藤会の最高幹部の判決公判が、福岡地裁で開かれています。

裁判長が主文を後回しにしたことから、厳しい判決が予想されます。

【中継】
「工藤会最高幹部の判決は、福岡地裁で午前10時から始まりました。裁判長が主文を後回しにしたことで厳しい判決が予想されますが、野村被告らは微動だにせず聞き入っていました。
殺人などの罪に問われているのは、工藤会の総裁・野村悟被告と、ナンバー2で会長の田上不美夫被告です。
野村被告らは、1998年に北九州市で元漁協組合長の男性が射殺された事件など、いずれも市民を狙った4つの襲撃事件で組員らに指示し、実行させた罪に問われています。
これまで野村被告らは一貫して起訴内容を否認し、「総裁に権限はない、飾り」などと無罪を主張しています。
一方、検察側は、「組織的に行われた犯行で、上位者の意思決定が必要不可欠」などと指摘し、野村被告に死刑を、田上被告に無期懲役などを求刑しています。
きょうの判決で福岡地裁の足立勉裁判長は冒頭、主文を後回しにした上で、野村被告と田上被告らの関与を4つの事件すべてで認定しました。
また、元漁協組合長射殺事件に関して、実行犯が独断で犯行に及んだとは考えにくく、野村被告が首謀者として田上被告以下に指示したと指摘しました。
自ら手を下していない特定危険指定暴力団のトップらへの判決が厳しいものとなった場合、今後の暴力団捜査を大きく後押しするものとなります」

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