“総理辞意”「石破氏、河野氏なら・・・」野党警戒(2021年9月3日)

 菅総理大臣は自民党総裁選へ出馬しないことを表明しました。野党はどう捉えているのでしょうか。国会記者会館から報告です。

 (政治部・岡香織記者報告)
 野党側からは「政権の投げ出しで無責任だ」「戦後、最悪の政治空白だ」と批判の声が上がっています。

 立憲民主党の枝野代表は「菅総理は無責任で、こうした状況を作り上げた自民党に政権を運営する資格はない」と批判したうえで、「新しい政権を発足させる準備が整っている」と政権交代への意欲を示しました。

 また、共産党の志位委員長も「コップの中で顔を入れ替えても、現状を打開する展望はない」と述べ、「野党が結束して新しい政権を作ることが求められている」と強調しました。

 ただ、野党としては「菅総理のうちに選挙をしてほしい」というのが本音でした。

 立憲民主党の党内からは「岸田総理になるなら強い風が吹くことはない」「短命政権で終わるだろう」などの声が上がる一方で、ある中堅議員は「石破元幹事長や河野行政改革担当大臣が総理になれば、選挙は大変なことになる」と危機感も示していました。

 立憲民主党は3日午後に緊急の役員会を開き、今後の政治日程などについて対応を協議しました。

 党としては衆議院選挙に向け、共産党など野党間での選挙区調整や政権公約の準備を粛々と進めていくことを確認したということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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