兄が無念の思い語る「優しく親孝行で自慢の妹だった」カラオケパブ経営女性殺害事件(2021年7月5日)

妹の命はなぜ奪われたのか。大阪市のカラオケパブで経営者の女性が殺害された事件で、亡くなった女性の兄がつらい胸の内を語りました。

 (兄・雄介さん)
 「自分でも信じられなくて。亡くなったのを知った当日は、ただただ何もできなかったですね」

 25歳の若さで亡くなった稲田真優子さん。6月14日、経営していた大阪市北区のカラオケパブで殺害されているのが見つかりました。その後、店の常連客だった宮本浩志容疑者(56)が殺人の疑いで逮捕されました。宮本容疑者は容疑を否認しているということです。

 休みの日は電話で近況を報告し合うなど仲が良かったという兄の雄介さんが7月4日に取材に応じてくれました。“妹の本当の姿を伝えることで尊厳を守りたい”との思いからです。

 (兄・雄介さん)
 「真優子が楽しそうに仕事をしている様子というのもうれしかったですし。一生懸命頑張っているというのが兄としても自慢だったので。まだまだこれから先もそれを僕は見られると思っていたし。本当に悔しいですね」

 店をオープンさせたばかりで、提供する料理を家で練習するなど、人一倍努力家だったといいます。また家族思いで日ごろから感謝の想いを手紙などに綴っていました。

 (稲田真優子さんの手紙より 一部抜粋)
 『いまはまだまだ未熟者だけど、人を楽しませる仕事をして毎日楽しいよ!これからもっと強く丈夫な大人になってく!お父さんとお母さんを守るから安心して!』

 “将来は親に家を買ってあげたい”と話していたと言いますが、その夢は突如途絶えることになってしまいました。

 (兄・雄介さん)
 「お父さんとお母さんに『家を買ってあげたい』というのは、もう何年も前から夢を持っていました。自分が代わりに真優子のために親孝行するし、いまから頑張るし、安心してほしいですね」

#MBSニュース #毎日放送 #大阪市北区 #カラオケパブ

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