不当判決の一日(全編版)メトロコマース支部非正規差別なくせ裁判

2017年3月23日
非正規差別を認める不当判決徹底弾劾!裁判官は恥を知れ!
東部労組メトロコマース支部非正規差別なくせ裁判判決報告

東京メトロ駅売店の非正規労働者でつくる全国一般東京東部労組メトロコマース支部が正社員との賃金差別をなくすために起こした裁判で3月23日、東京地裁が非正規労働者への差別を認める不当判決を言い渡しました。

判決は、一部(残業代の割増率に差をつけていた部分の是正)をのぞいて組合側の請求をほぼ全面的に棄却しました。毎月の基本給の差も、賞与の差も、退職金の有無も、住宅手当の有無も、褒賞(ほうしょう)金の有無もすべて労働契約法20条違反には該当しないと結論づけました。

労働契約法20条が求める職務(業務・責任)の同一性については、売店業務にもっぱら従事している正社員と比較すべきところを、売店とは関係のない部署まで含めた正社員全般を比較するという誤った解釈のうえで「大きな相違がある」としました。職務の変更の範囲についても、定年まで売店業務にずっと従事している正社員がいる実態を無視して「相違がある」としました。

判決後、メトロコマース支部は司法記者クラブで記者会見を行うとともに、日比谷図書館地下ホールで判決報告集会を開きました。報告集会で、支部組合員の原告4人は裁判所への怒りを爆発させ、ただちに控訴する決意を表明しました。集会後には支援者ら150人とともに東京地裁正門前で「非正規差別を認める不当判決弾劾!」「東京地裁民事36部 吉田徹裁判長は恥を知れ!」の横断幕を掲げ、怒りのシュプレヒコールをくり返しました。

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