暑さに弱いのは人間だけではない。PCやスマホだって同様だ。この先予想される猛暑の中、ガジェットを守る術を探った。
◆バッテリー膨張【スマホ編】
夏の高気温は、人間だけでなくスマホも内側から弱らせていく。
「熱はバッテリー劣化を早めます。それに加えて、劣化したバッテリーは充電時の発熱量も大きくなり、内部部品にダメージを与えることがあります。
直射日光下など、スマホの温度が高くなりやすい場所では注意が必要です」と言うのは、iPhone修理会社「あいさぽ」の望月弘晃氏。
「最悪の場合、バッテリーが膨張し、基板やディスプレイの破損など、修復不可能な状態になります。一瞬で高熱になり臭いもしないので、膨張したバッテリーが外装を変形させたときには手遅れです」
では、どうすれば夏場のバッテリー劣化を防げるのだろうか?
「40℃近くなる高温下での充電を避けることが一つ。
さらに夏場は外出先で充電する機会も増えると思いますが、非純正の充電ケーブルやモバイルバッテリーの過度な使用は劣化を早めます。また、車内のシガーソケットから充電する場合、iPhoneと充電ケーブルをつないだままエンジンを始動させると、瞬間的に電圧が上がり、バッテリーや内部部品が破損することがあります。充電器を接続するのは、エンジン始動後にしましょう」
◆高温で異常動作
あまりに気温が高い中にスマホを放置すると、「高温注意」といった警告が表示され、起動できない状態となる。警告なしで強制シャットダウンされることもあるので、作業中の内容が消えることや、システムへのダメージが心配だ。
「iPhoneの動作温度は、0~35℃に設定されています。車のダッシュボードに放置するのはもってのほかですが、夏場は外気温自体が高いので注意が必要」
そのため持ち歩く際の収納場所も気をつけたいポイントだ。
「狭いポケットは、スマホの温度が上がりやすくなっています。また、Lightningコネクタなど、深さがある充電口はホコリや湿気が溜まり、ショートする可能性も高まります」
ポケットに入れていたスマホが発熱し始めていたらどうすればいいのか?
「まずは再起動してメモリを解放しましょう。iPhoneの場合はホームボタンと電源ボタンを長押しです。満充電時には充電ケーブルを外すことも大事です」
暑さの本番はまだこれから。熱にやられる前に十分な対策を。
参照元URL
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140709-00660470-sspa-soci
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