私たちが経験したことのないような、とてつもない強さを持つ台風が迫っています。台風10号は「特別警報級」の強さで、沖縄から九州に接近、上陸するおそれがあり、気象庁は最大級の警戒と、4日中の台風への備えを呼びかけています。
非常に強い台風10号は現在、日本の南の海上を西北西に進んでいて、4日夜中には「猛烈な」台風に発達し、伊勢湾台風並みの「特別警報級」の強さで5日夜から6日の午前中にかけて沖縄に接近し、その後、7日にかけて奄美地方や九州に接近・上陸するおそれがあります。
気象庁と国土交通省は午前11時から緊急記者会見を行い、次のように呼びかけました。
「台風の接近する地域では、河川の増水等の際には暴風により移動できなくなることも考えられます。風が強くなる前に安全な所へ避難するなど、早めに身の安全を確保してください」(国土交通省 水管理・国土保全局 高村裕平 河川環境課長)
台風10号の中心付近の最大瞬間風速は、6日午前9時には住宅が倒壊するおそれのある80メートルと予想されているほか、接近に伴い、鹿児島や宮崎では大きな河川でも氾濫のおそれが高まっているということです。気象庁は、記録的な暴風や高波、高潮や大雨に対する最大級の警戒を呼びかけるとともに、4日中に台風への備えを終えるよう求めています。
(JNNニュース 9月4日午前11時30分頃 放送)
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