本格的な台風シーズンの到来を前に、風速80㍍の暴風が歩行者にどのような影響を与えるか知ってもらおうと、大型換気装置メーカーの流機エンジニアリング(東京都港区)は7月10日、スタントマンを使った実験を、筑西市花田の同社つくばテクノセンターで報道陣や市民に初公開しました。
実験では、風速30㍍と風速80㍍の2段階の強さを試しました。風速80㍍では、スタントマンが吹き出し口の前に徒歩でさしかかると、差した傘は瞬く間に裏返しになり骨組みも壊れ、押していたベビーカーや自転車はたこのようにあおられました。
暴風は、トンネル掘削現場で利用される同社製造の換気装置を使って発生させました。同装置は、長さ約13㍍の筒状の装置で直径1・6㍍のファン2基を回転させ、直径約90㌢の吹き出し口から1分当たり3千立方㍍の空気を噴射できます。
気象庁は、最大風速54㍍以上の台風を「猛烈な台風」と規定しています。
powered by Auto Youtube Summarize