10日、第67回一橋大学・東京大学対校競漕大会(商東戦)が、戸田オリンピックボートコースで行われた。本学は対抗男子エイトなど4種目で勝利を収め、7連覇を達成した。
晴天に恵まれた本大会。本学からはOB・OGを含め大勢の応援団が会場に詰めかけ、声援を送った。その声援にも後押しされ、オープン戦から勝利を重ねていった本学は、花形種目である男子エイトを迎えた。
大会の最後を飾るレースに会場は一層の熱気を帯びる。序盤からリードを奪った本学はその後も徐々にリードを広げ、5分47秒18という大会新記録でゴールした。また、同種目において東京大も大学新記録をマークするなど、今回の商東戦はレベルの高い大会となった。
大会後、男子エイトに出場した主将の平井(商4)は「記録に関してはコンディションもあるので一概には言えないが、これを今後の勢いにしていければいい」と冷静にレースを振り返る。また、全勝を逃したことについては「まだまだ伸ばすところがあるということだと真摯に受け止め、部員全員で力をつけていきたい」と気持ちを引き締めた。
近年急速に力をつけた本学端艇部。特に昨年の男子エイトは、長い創部以来の歴史の中でも屈指の力を持つと言われ、インカレ・全日本選手権制覇を期待されたチームだった。だが、インカレは2位、全日本は3位と、いずれもあとわずかのところで優勝を逃した。
それだけに今年に懸ける思いは強い。平井は「主将として部全体で優勝を目指すような組織づくりをしていきたい」と語り、先の目標を見据えた。