終電で寝過ごした! どこまでなら始発を待つより歩いた方が早い?(東海道本線・下り編)
ココがキニナル!
横浜駅から東海道本線の下り終電で寝過ごし、終点の小田原駅に行ってしまった。どこまでなら始発を待たずに歩いたほうが早いの?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
終電後の小田原駅から歩くと、二宮駅から始発に乗れる。しかし、小田原駅東口は、朝まで営業している店舗やホテルが多いので歩く必要はない。
ライター:はまれぽ編集部
「はっ!! ここはどこっ・・・」というように、気づいた時には時すでに遅し。終電なのに、終点駅まで来てしまった・・・そんな経験が誰しも1度くらいあるのではないだろうか。
はまれぽでは、2012(平成24)年5月から「終電を逃した時、どこまでなら始発を待つより歩いたほうが早い?」という、調査を行ってきた。
終電を逃したシリーズの記事はこちら
終電を逃した時、その駅で始発を待つ、家族に迎えに来てもらう、タクシーで帰る、などさまざまな選択肢がある。しかし、はまれぽでは「歩いて帰る」という手段を“あえて”選択し、さまざまな路線でどこまでなら始発を待つより歩いたほうが早いか検証してきた。
今回はシチュエーションを変え、「終電で寝過ごした時、どこまでなら始発を待たずに歩いたほうが早い?」という、検証を行った。
皆さんが同じ境遇になった際、「こんなはずでは・・・」とならないため、リアルな情報をお伝えできれば幸いだ。
JR東海道本線 小田原駅
編集部で議論した結果、記念すべき1回目の調査は、JR東海道本線の下りになった。つまり、横浜駅から東海道本線の下りの終電で寝過ごした場合のケースだ。
横浜駅からの終電は平日、土日祝日ともに“0:24”発の小田原行き。
東海道本線・下りの時刻表(JR東日本ホームページより)
この最終電車に乗って、小田原駅に到着してしまうのだが、終電で寝過ごした際(逃した場合も)、ほとんどの人は「歩く」ことを選ばないだろう。よって、「その終点駅周辺には夜を明かせる店舗やホテルがあるのか」「時間をつぶせるようなスポットがあるか」ということも調査する必要がある。ということで、夜の小田原駅周辺の様子も見てみよう。
小田原駅はJR東海道本線、JR東海道新幹線、小田急電鉄小田原線、箱根登山鉄道、伊豆箱根鉄道大雄山線と、5つの路線が接続された駅だ。
新幹線が通っているだけあり、神奈川県西部では主要な駅と言ってもいいはずだが、やはり深夜も開いている店舗があるのかどうかという心配はいささかある。
早速、東海道新幹線の改札がある西口から調査していこう。
西口ロータリー前に北条早雲(ほうじょう・そううん)公像。重さはなんと7トン
戦国武将であり、小田原城主北条氏の初代・早雲公の像が出迎える西口。ロータリーは、車寄せやタクシー乗り場、バス停が並ぶ。
ちなみに、北条早雲公は、1519(永正16)年に没したと言われており、2019(令和元)年で没後500年の節目を迎えた。
西口周辺を歩いてはいるが、皆さんが知る「小田原城」は東口側にあるため、こちら側は住宅が並び、閑散としている
駅周辺を調査し、大稲荷神社の境内を通って駅へ帰る
20時30分。駅に戻る途中、営業中とあったが店内でママが寝ていたスナックは発見
何も収穫がないまま、次は東口へ。
小田原駅と直結している駅ビル「ラスカ」のエスカレーターを降り1階に着くと、西口とは打って変わり、周辺には飲食店やカラオケが入居するビルや商店街が数多くあるではないか。小田原城がある分、こちら側は期待が持てそうだ。まずは東通りと呼ばれる通りから調査していこう。
朝までいられるカラオケ! しかも安い!
ホテルもあるじゃない!!
バル兼深夜食堂「ヨルノ」は翌朝の6時!?
東通りだけでも、ホテルや遅くまで営業している飲食店がある。さらに、錦通り沿いにも店舗は続き・・・
家系ラーメン店「小田原商店」は翌朝3時まで
「鳥良商店」は朝の5時まで営業!
横になりたい方には漫画喫茶もオススメ
激安の殿堂ことドン・キホーテは翌2時まで営業
錦通りは、他にも大手カラオケ店や居酒屋のキャッチが集まっていた。同行していた編集部・中田は「もう歩く必要ある?」と心が折れ始めていた。。この後、彼にさらなる試練が待ち受けていようとは今は知る由もない・・・